【エンタがビタミン♪】二階堂ふみ、「凄い綺麗なトロフィー」「いつかは主演女優賞も」。
TechinsightJapan / 2014年6月30日 21時0分
映画『私の男』が28日、第36回モスクワ国際映画祭授賞式にてコンペティション部門で「最優秀作品賞」と「最優秀男優賞」をW受賞した。主演の浅野忠信や二階堂ふみが公の場に受賞後初めて現れ、別の仕事で受けとることが出来なかったトロフィーが本日、都内にて授与された。
30日、今、最も映画界で輝いている浅野忠信と二階堂ふみが、映画『私の男』第36回モスクワ国際映画祭W賞受賞 記者会見に登壇した。熊切和嘉監督は台北からスカイプでの参加となった。同映画祭において、最優秀作品賞は1999年(第21回)の『生きたい』(新藤兼人監督)以来15年ぶり。浅野が受賞した最優秀男優賞は1983年(第13回)の『ふるさと』の加藤嘉、以来31年ぶりの快挙となった。
「やる(演じる)前から溢れる思いでいっぱいだった。この役ととことん向き合い、自分の強い思いを噛みしめた。自分がむきになれるくらい熱くなった」とこの映画、演じた役についての思いを語った浅野。共演した二階堂は「(浅野から)言葉での教えはなかったけれど、映画人のありかたを背中を見て感じることが多かった」というから、大先輩の浅野から沢山のことを学んだようだ。
浅野も「ふみちゃんがいなかったら“淳悟”はあり得なかったし、この賞は頂けなかった。ただならぬ“花”としての存在感あふれる力を感じた。ふみちゃんに感謝」と二階堂を大絶賛した。「原作を読んだ時から浅野をイメージし、3年前に出会った時から二階堂に決めていた」と語った熊切監督。出会うべくして出会った3人が、世界中の人の胸を打つ映画を作り上げたのだろう。
司会者から「受賞を誰に一番に報告したか」という質問が投げかけられると、3人とも“母”と明かした。二階堂は母親から“いつかは主演女優賞を楽しみにしている”と言われたそうで、「また頑張ろうと思った」と嬉しそうに語った。
10歳で孤児となった少女・花(二階堂ふみ)は、遠縁にあたる青年・淳悟(浅野忠信)に引き取られる。孤独な2人は北海道紋別の田舎町で寄り添うように生活を送っていた。“禁断の純愛とエロス”に心震える、切なくも美しい物語。浅野忠信と二階堂ふみが、16年に及ぶ父と娘の濃密な関係に繊細かつ迫真の演技で挑む。
映画『私の男』は、新宿ピカデリーほか全国公開中!
(TechinsightJapan編集部 うめ智子)
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