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【海外発!Breaking News】ソーセージを喉に詰まらせた6歳少女、救命講習を受けたばかりの17歳姉が救う(英)

TechinsightJapan / 2022年10月27日 21時0分

【海外発!Breaking News】ソーセージを喉に詰まらせた6歳少女、救命講習を受けたばかりの17歳姉が救う(英)

このほどイギリスで、6歳の少女がソーセージを喉に詰まらせる事故が起きた。窒息しかけた少女を救ったのは17歳の姉だった。偶然にも学校で応急処置の講習を受けたばかりだった姉は、心肺蘇生法などの基本的な処置だけでなく、窒息時の対処方法についても学んでいたという。『BBC News』が伝えている。

英ウェールズのグウィネズで暮らすマギー・エレンちゃん(Magi Elen、6)は先日、ソーセージを喉に詰まらせて窒息しかけたところ、姉のエマさん(Emma、17)に助けられた。

偶然にも応急処置の講習を受けたばかりだったというエマさんは、家族が経営するカフェで妹が苦しそうにしている姿を見てすぐに行動に移したという。

「キッチンで食器を洗っていたらマギーがやって来て、喉にソーセージを詰まらせてしまったんです。妹は息ができず顔を真っ赤にしていて、話もできないほど苦しそうでした。私は仕事を中断してマギーを助けに行きました。そして妹の背中を叩いたらソーセージが出てきたんです。最後に叩いた時には呼吸もできるようになって、ほっとしたし嬉しかったです。」

そのように振り返ったエマさんは、この出来事が起こる2日前に学校で行われた救命講習に参加したそうだ。応急処置の指導と実践を専門とする慈善団体「St John Ambulance Cymru」主催のその講習では、心肺蘇生法などの基本的な処置だけでなく、窒息時の対処法についても学ぶことができたという。今回エマさんが用いたのは「背部叩打法」で、後ろから手のひらで左右の肩甲骨の間を強く5回まで叩くというものだ。

姉妹の母親であるキムさん(Kim)は応急処置の訓練がいかに重要であるかを認識したそうで、このように語っている。

「ここにひとつの例があります。あの時、エマの機転がなかったらどうなっていたことでしょう。それにエマがあの講習を受けていなかったら全く別の話になっていたかも知れないし、違う結末を迎えていたかも知れません。マギーの命を救ってくれたエマには感謝してもしきれませんし、私たち家族は彼女のことをとても誇らしく思っています。」



またエマさんに応急処置の指導を行ったライアン・コージー氏(Ryan Cawsey)は、この出来事を通じ応急処置を学ぶことの意義が明らかになったとしてこのように述べた。

「エマさんが緊急時に応急処置のスキルを使うことができたと聞いてとても嬉しく思っています。しかも単に応急処置を施しただけではなく、即座に反応したことにより妹を助けることができたのです。彼女は本当によくやりました。素晴らしいです。今回の件で救命講習がどのようなものかがよく分かったと思います。いつどんな状況でそれが役に立つかは分かりませんが、スキルを持っているかどうかで結果が違ってくるのです。」



エマさんの迅速な処置によりマギーちゃんは呼吸を再開したが、最初に出た言葉は「I love you」だったという。のちにマギーちゃんは、家族全員が集まった食卓でエマさんに対し改めて「ありがとう」と感謝の言葉を伝えたそうだ。

画像は『BBC News 2022年10月23日付「Gwynedd teen saves choking sister, 6, after first-aid lesson」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

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