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【海外発!Breaking News】娘を傷つけたカニを「復讐のため」生きたまま食べた父親が寄生虫に感染(中国)

TechinsightJapan / 2022年11月1日 5時0分

【海外発!Breaking News】娘を傷つけたカニを「復讐のため」生きたまま食べた父親が寄生虫に感染(中国)

中国では日本ほど生食文化が盛んではないが、このほど同国で生のカニを口にした男性が病院に駆け込むこととなった。男性はカニをそのまま食べた理由を「復讐のため」と話しているという。『NDTV.com』『South China Morning Post』などが伝えている。

中国浙江省で生のカニを食した地元に住む39歳の男性が寄生虫に感染し、病院で治療を受けていることを10月24日に地元テレビ局が伝え、注目を集めた。寄生虫に感染すること自体は珍しいことではないが、男性のカニを生きたまま口にした理由が人々の関心の的となったようだ。

『South China Morning Post』によると、杭州市にある浙江大学医学部付属サーランランショー病院に“ルー”という名前の男性が訪れ、背中の痛みを訴えてきたという。ルーさんは医師から胸部、腹部、消化器系の異常を指摘され、検査を受けたものの当初は原因が分からずじまいだったそうだ。

またルーさんは医師に「何かアレルギーを起こすようなものや変わった物を食べたことがあるか?」と問われるも、全く身に覚えがなかったという。しかし後日ルーさんの妻が、2か月ほど前に彼が娘と一緒に川に出かけた際にカニを生で食べていたことを思い出して医師に伝えたそうだ。

その後の血液検査でルーさんは生でカニを食べたことにより、少なくとも3種類の寄生虫に感染していることが判明した。ルーさんが治療を受けた病院のツァオ・チエン医師は地元テレビ局のインタビューに応じ、なぜルーさんが生でカニを食してしまったのかを次のように明かした。

「私たちは何度も『何か変わった物を食べていないか?』と聞いたのですが、彼は『食べていない』と答えるだけでした。しかし彼の妻が生のカニを食したと話した後、彼はそれを認めたんです。それで『なぜ生きたまま食べたのか?』と聞いたところ、『小川のほとりで娘が小さなカニに挟まれてしまい、それで腹が立って復讐するために食べたんです』と話してました。」

どうやらルーさんは、娘を傷つけたカニに腹を立てて生きたまま口に放り込んでしまったようだ。ところが復讐のつもりで食べたカニによって、自分の身を危うくする事態を引き起こしてしまった。その後、幸いにも治療の甲斐あってルーさんは回復したものの、退院後はしばらく経過観察のために通院が必要とのことだ。

中国では通常カニは調理した後に食すようだが、『South China Morning Post』によると上海、浙江省、江蘇省では「酔っ払いカニ」と呼ばれる酒と調味料に何時間も漬け込んだ生のカニを食べる風習があるという。しかしながらアルコールが寄生虫や細菌を完全に殺滅するとは言い切れないため、100パーセント安全とは言えないそうだ。

そのことを裏付けるように、2020年には骨を丈夫にする民間療法だと信じた女性が、生きたカニ30杯を叩いて細かくして紹興酒に漬けたものを生で食べて少なくとも6種類の寄生虫に感染していた。彼女は肺に水が溜まって6か月間、呼吸困難に陥ったという。

画像は『NDTV.com 2022年10月28日付「Man In China Eats Live Crab As “Revenge” After It Pinched His Daughter: Report」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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