【エンタがビタミン♪】金爆のCD“特典なし販売”を考えた鬼龍院。「やらせてくれないなら全部やめる」と訴えていた。
TechinsightJapan / 2014年7月7日 12時0分
金爆ことゴールデンボンバーが、8月20日にリリースするニューシングル『ローラの傷だらけ』を一切特典を付けずに販売することが話題となっている。ボーカル・鬼龍院翔が朝の情報番組『めざましテレビ』(フジテレビ系)のインタビューを受けて、そうした方法を選んだ真意を明かした。鬼龍院自身が考えたことであり、会社側に「やらせてくれないなら、僕は全部やめます」と決意を伝えるほどやりたいと思っていたという。
鬼龍院は6月27日にも『ゴールデンボンバー鬼龍院翔オフィシャルブログ「キリショー☆ブログ」』で、8月20日に出すニューシングルについて「今回のこのCDは、去年辺りから考えていた『音楽だけを売るとは』ということに特化してみました」と明かしている。「なので、写真とかも一切ありません」と触れていたが、7月7日の『めざましテレビ』で放送されたインタビューからその詳細と鬼龍院の熱い思いが分かることとなった。
ニューシングル『ローラの傷だらけ』には「握手会の参加券やDVD、ポスターといった“特典を一切付けない”」そして「一種類しか出さない」。さらにCDジャケットは何の図柄もない真っ白なもので、左端に「ゴールデンボンバー ローラの傷だらけ」と小さく印字されているだけだ。
こうしたアイデアについて鬼龍院翔は「僕の独断です」と答えており、「やらせてくれないなら、僕は全部やめますって…周りを振り回してでも試したかった」と決意を語る。彼は「特典をたくさん付けているバンドやアーティストがこういう売り方をしたら、どれだけCDの売り上げが無いのかをハッキリと出したかった」という。自らが実験してみたかったのだ。
前作『101回目の呪い』(2014年1月1日発売)は初週売り上げが15万8000枚だったが、会社が今回のニューシングルCDについて計算したところ約3万枚と予想した。鬼龍院自身も「そんなに!?」とびっくりしたが「『今はこれだけCDが売れないんですよ』と是非知っていただきたい」とそれはそれで伝わるものがあるらしい。
彼は「CDを売るためにやっていることが『何かズルをしている』と捉えられてしまうことが多い。変な話だが、これで他のアーティストも“特典”を付けやすくなるんじゃないかな」とまで考えており、今回の試みで『特典なしではCDの売り上げが激減する』ことが分かれば、逆に“特典”を付ける効果が実証されるわけだ。
今回のニューシングル『ローラの傷だらけ』のタイトルが、歌手・西城秀樹のヒット曲“傷だらけのローラ”のパクリではないかという疑惑が浮上している。インタビューした軽部真一アナウンサーからその件について問われた鬼龍院は、「西城秀樹さんの曲が好きなんですよね」とあっさり認めた。ただし「でも、曲はパクってないですから」と楽曲には自信を見せていた。
新曲『ローラの傷だらけ』の歌詞は「ペットはチワワ ローラ」などのフレーズが続いており、モデルのローラを歌ったようでもある。鬼龍院はリリースするからにはシングルランキングで1位を狙いたいが、「強力なライバルにふなっしーがいますからね」と警戒している。人気ゆるキャラのふなっしーも同日にセカンドシングル『ぶぎ ぶぎ ふなっしー♪』を出すのだが、金爆とローラが手を組んだような『ローラの傷だらけ』とはいい勝負になりそうだ。
インタビューを終えた軽部アナウンサーはスタジオで、CDの“特典なし販売”について「鬼龍院さんは熱い思いがあるのですが、他のメンバーはあまり詳しく知らないのではないか」と感想を述べていた。少なくとも、樽美酒研二はスポーツバラエティ番組『SASUKE』でのリベンジに燃えており、ニューシングルよりもそちらに集中している可能性が高い。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)
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