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【海外発!Breaking News】森で保管されていたお酒をゾウが飲んだか 24頭が酔っぱらいその場で熟睡(印)

TechinsightJapan / 2022年11月16日 20時0分

【海外発!Breaking News】森で保管されていたお酒をゾウが飲んだか 24頭が酔っぱらいその場で熟睡(印)

インド東部の森林で今月9日、複数のゾウが横たわり眠っている姿が発見された。その近くではアルコール度数45%のインドの伝統的なお酒が発酵のためにツボに入れて保管されていたが、発見時には粉々になっていたという。この状況を見た近隣住民は「ゾウがお酒を飲んでしまい酔っぱらってしまった」と話している。『The Indian Express』などが伝えた。

ゾウの群れが見つかったのは印オリッサ州ケーンドゥジャル地区にある森の中で、ある住民が森の中に保管していたお酒を取りに行った際に発見した。それは“マフア(mahua)”と呼ばれている伝統的なお酒で、インドをはじめとしたアジアに分布する高木「モワ(学名: Madhuca Longifolia)」の花を発酵させて作られる。アルコール度数は最大45%であり、素焼きの入れ物に入れて発酵させるために森の中に保管されていた。

そして住民が保管場所に到着すると、入れ物が粉々に割れており、中身のマフアが無くなった光景を目の当たりにしてショックを受けたという。さらにその近くで地面に横たわって眠る24頭のゾウを発見した。発見者の1人であるナリア・セシィさん(Naria Sethi)は「ゾウたちは発酵した水を飲んで酔っぱらってしまったんです」と明かしている。

作っていたマフアの発酵がどれほど進んでいたのかは明らかにされていないが、ゾウはナリアさんたちの気配に気がつかずに熟睡していたと言い、よほどアルコール度数が高かったのではと考えられる。

その場には牙を持ったゾウが9頭、雌が6頭、子ゾウが9頭いたが、どのゾウもぐっすり眠っていて住民らが起こそうとしてもなかなか起きなかった。困り果てた住民の連絡を受けて到着した森林局のスタッフらが太鼓を叩いて大きな音を出すと、ゾウたちは目を覚まして森の中に逃げて行ったそうだ。

今回の件について、インドの野生動物保護団体「Wildlife SOS」で最高責任者を務めるカーティク・サティアナラヤンさん(Kartick Satyanarayan)は「ゾウたちはマフアの香りに誘われてしまった」と見解を述べ、「ゾウたちはマフアの香りが大好きなんです。マフアは澄んだ美味しそうな、強い香りがしますからね」と語った。

一方でゾウたちがマフアを飲む瞬間を目撃したという証言がないため、本当に酔っぱらっていたのかは確証がなく「その場で眠っていただけかもしれない」という説もあがっている。しかし通常、ゾウは群れの中の1頭が見張りをする役割を担っているそうで、カーティクさんは「群れの全てのゾウが酔っぱらって熟睡したことは珍しい状況ですね」と明かした。

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