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【海外発!Breaking News】「サル」「化け物」と呼ばれた多毛症の17歳少年「人に優しくして!」と願いを語る(印)<動画あり>

TechinsightJapan / 2022年11月21日 21時0分

【海外発!Breaking News】「サル」「化け物」と呼ばれた多毛症の17歳少年「人に優しくして!」と願いを語る(印)<動画あり>

「サル」「化け物」などと呼ばれてからかわれてきた多毛症のラリット・パティダールさんが17歳になり、これまでの苦い経験や現在の願い、そして夢について語った。前向きで力強いインタビューを『New York Post』などが伝えている。

インドのマディア・プラデーシュ州ナンドレータに住むラリット・パティダールさん(Lalit Patidar)は、先天的多毛症で全身が異常なほどの毛で覆われている。特に顔にはふさふさの毛が生えており、ラリットさんは幼い頃のことを「よく『サル』と呼ばれて石を投げられたり、『動物のように噛まれてしまうのでは』と恐れられたりしたのです」と振り返る。

ラリットさんのような多毛症は「狼男症候群」とも呼ばれ、『Live Science』によると中世以降に確認されているのは100例以下と非常に稀で、X染色体の遺伝子の突然変異によって発生するという。

ラリットさんは「誕生時、全身が毛で覆われているのを見た医師は、『問題ないですよ』と言って毛を剃ってくれたそうです。家族の中で多毛なのは僕だけで、両親は原因も分からずかなり心配したようでした」と明かし、このように続けた。

「僕が『他の子には自分のような毛が生えていない』と認識したのは6~7歳になってからでした。小さな子供たちが僕を見て怖がる姿を見てきましたが、それまでは理由が分からなかったのです。僕は当時、自分が特異だということに気付いていなかったのです。」

「そして学校に行くようになるとからかわれたり、外出すると『怖い』とか『化け物』と言われたりしたこともありました。僕は全く普通の人間なのに、人々は僕のことを伝説の生き物かなにかのように思うようです。」

実は多毛症の治療法は確立されておらず、ラリットさんのような患者は剃毛、トリミング、ワックス脱毛、レーザー脱毛などの対処療法を取るしかない。ただラリットさんはゆっくりではあるが「いい意味で、自分は他の人と違う。とてもユニークな存在だ」と考えるようになり、家族や友人も「外見が違っても中身は普通の子と変わらない」とラリットさんを全力でサポートしてくれるようになったという。



なお4年前のインタビューでラリットさんは「将来は警察官になって、お金を稼いで両親に楽をさせてあげたい」と語っていたが、現在は12年生(日本の高校3年生)になり、農夫である父の手伝いをしながら勉学に励んでいる。またSNSも始めたそうで、将来は有名なユーチューバーになりたいそうだ。

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