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【海外発!Breaking News】モロッコで誕生した9つ子が1歳7か月に ようやくマリに帰国<動画あり>

TechinsightJapan / 2022年12月22日 21時0分

【海外発!Breaking News】モロッコで誕生した9つ子が1歳7か月に ようやくマリに帰国<動画あり>

昨年5月4日に北アフリカのモロッコで誕生した9つ子が今年の12月13日、両親の母国であるマリに帰国した。この9つ子は1回の出産で無事に生まれた赤ちゃんの最多記録を更新し、ギネス世界記録に認定されている。現在は1歳7か月になった9つ子だが、その成長を世界中の人が注目しているようだ。『BBC News Afrique』などが伝えた。

女の子5人、男の子4人の9つ子は2021年5月4日、北アフリカに位置するモロッコで誕生した。西アフリカのマリに住んでいた母親ハリマ・シセさん(Halima Cissé、27)は出産前、専門的なケアを受けるためにマリ政府によってモロッコの病院に転院した。

多胎は出産リスクが高く、中絶が合法な国では胎児が4つ子以上の場合、胎児の数を減らす減胎手術を勧められることが多い。また多胎妊娠では早産の確率が高くなるため、早産で生まれた赤ちゃんが敗血症や脳性麻痺などを発症するリスクもある。

しかし9つ子は、30週目で帝王切開によって無事に生まれた。出産に立ち会った「アイン・ボルジャ診療所(clinique Ain Borja)」のユセフ・アラウイ医長(Youssef Alaoui)によると、赤ちゃんらの体重は500グラムから1000グラムの間だったという。

母親のシセさんは、妊娠中について「本当に大変でした。寝るのも起き上がるにも苦労しました」と振り返っており、出産後は「早産だったので心配しましたが、健康な状態の子どもたちを見ることができて幸せです。子どもたちの存在は、妊娠中の大変さを忘れさせてくれました」と当時の思いを語っている。

女の子5人はカディディア(Kadidia)、ファトゥマ(Fatouma)、ハワ(Hawa)、アダマ(Adama)、ウム(Oumou)、男の子4人はモハメド6世(Mohammed VI)、ウマル(Oumar)、エルハジ(Elhadji)、バフ(Bah)と名付けられた。

マリの海軍士官で赤ちゃんの父親でもあるアブデルカデル・アービーさん(Abdelkader Arby)は、9つ子について「子どもたち全員それぞれに個性がありますね。大人しい子もいれば、うるさくてよく泣く子もいます。みんな全然違うのは、当然といえば当然なんですが」と話しており、子どもたちの世話は「とても忙しいですが、何とかやっていますよ。親戚も助けてくれていますから」と明かした。

さらにアービーさんは「妻と9つ子を保護し治療するために、マリ共和国はあらゆる手段を尽くしてくれました。子育ては楽ではありませんが、子どもたちは美しいし心が安らぎますから」と述べ、マリ政府の援助に感謝していた。

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