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【海外発!Breaking News】独ホテルの巨大水槽破裂、宿泊者が惨状語る 「まるで戦場のようだった」

TechinsightJapan / 2022年12月27日 5時0分

【海外発!Breaking News】独ホテルの巨大水槽破裂、宿泊者が惨状語る 「まるで戦場のようだった」

現地時間16日の午前5時50分頃、独ベルリンの一流ホテルで巨大水槽が破裂する事故が発生し、世界中のメディアに報じられた。水槽破裂により1500匹の熱帯魚が100万リットルの水とともに流出し、大半が死んでしまったという。また飛び散ったガラス破片により2人が軽傷を負い病院に搬送されたが、事故直後になにが起こっていたのか。ホテル宿泊者の証言を『Le Figaro』など複数のメディアが伝えた。

破裂した巨大水槽「アクアドーム(Aquadom)」は、ドイツのベルリン中心部にある5つ星ホテル「ラディソン コレクション ホテル(Radisson Collection Hotel)」のロビーに設置されていた。ホテルの周囲には、ベルリンで人気の観光スポットのひとつであるベルリン大聖堂(Berliner Dom)や博物館、飲食店などが立ち並んでいる。

事故当日、同ホテルに宿泊していたクラウディア・ゴンザレスさん(Claudia Gonzales)は「花火のような大きな爆発音が聞こえ、ホテルの壁が揺れた」と当時の状況を説明した。またホテルの部屋にいた他の宿泊者は「想像を絶するものだった」「雷のような音だった」「爆弾攻撃だと思った」などと証言している。

宿泊客の中には、自由民主党所属の連邦議会議員であるサンドラ・ヴィーザー氏(Sandra Weeser)もいた。ヴィーザー氏は当初「短い地震」だと思い、そのまま眠りについたそうだ。そして翌朝になって「魚の死骸やガラス破片がたくさんあり、絵に描いたような惨状だった。ホテルはちょっとした戦場のようだった」と被害の大きさを実感したという。

ベルリン市長のフランツィスカ・ギファイ氏(Franziska Giffey)は16日に事故現場を視察し、事故の凄惨さについて「ホテルの敷地内や隣接するレストランに押し寄せたのは、まさに津波だ」と語っている。

巨大水槽にいた熱帯魚は97種、1500匹の魚が展示されていた。今回の事故で大半の魚が死に、生き残って保護されたのは30匹ほどだったという。またこの日、ベルリンの気温は冬の寒波の影響もあり氷点下6度だったことから、多くの魚が凍死した。



巨大水槽を運営していたベルリン大型水族館協会の代表理事のウーヴェ・アブラハム氏(Uwe Abraham 、71)も事故に相当なショックを受けたようだ。「アクアドーム」で大規模な生物種保護プロジェクトを立ち上げたいと考えていたからだ。同氏によると、保護された魚は水族館や個人のブリーダーによって飼育されているという。

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