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【海外発!Breaking News】マグネットボールを52個飲み込んだ5歳男児 「この種のおもちゃは子供に与えないで」と母親(英)

TechinsightJapan / 2022年12月25日 5時0分

【海外発!Breaking News】マグネットボールを52個飲み込んだ5歳男児 「この種のおもちゃは子供に与えないで」と母親(英)

2021年の夏、イギリスで暮らす5歳男児が約2か月前からの腹痛が続いて病院に駆け込んだ。男児は血液検査などを受けて異常は見つからなかったが、その後も症状が改善することはなかったため母親が救急病院に連れて行き思わぬ事実が判明した。レントゲン検査で、知育玩具やパズルなどとして人気の強力な磁石であるマグネットボールが腸の中でリング状に固まっていることが分かり、緊急手術を受けたのだ。母親は「この種のおもちゃは子供に与えないで」と注意喚起している。『The Mirror』『WalesOnline』などが伝えた。

英サウスウェールズのマーシル・タイドフィルで暮らすジュード・フォーリー君(Jude Foley、5)は昨年の夏、約2か月にわたり腹痛を訴えていた。2021年8月に病院で身体検査と血液検査を受けたが異常は見つからず、医師からは「特に問題はない」と告げられていた。

しかし症状は改善することなく痛みが増すばかりだったため、母親のリンジーさん(Lyndsey、34)はプリンス・チャールズ病院の救急外来に息子を連れて行った。

そしてレントゲン検査を行ったところ、ネックレス状のものがはっきりと映し出され、52個のマグネットボールのおもちゃが腸の中でリング状に固まっていることが判明した。

ジュード君はすぐにカーディフにあるノアズ・アーク小児病院に救急搬送された後、緊急手術を受けることとなった。

リンジーさんは当時の状況をこのように振り返っている。

「手術は当初2時間の予定でしたが、結局7時間かかりました。信じられないほどゆっくりと時間が過ぎていきました。手術の前には医師から『腸が非常に短いため、この先人工肛門が必要になるかもしれない』と告げられて本当に恐ろしかったです。でも救急病院に駆け込んだその日に手術が行われたのは本当に幸運でした。子供のおもちゃでこんなに悪いことが起こるとは思ってもみませんでした。」

腸に詰まったマグネットボールを取り除くため、医師はジュード君の腸を5か所も切る必要があったそうだ。またマグネットのひとつが盲腸と結合していたため盲腸も切除したという。

「ジュードは2週間ほど入院しました。術後1週間はベッドで寝たきりで何も口にすることができず、本人にとってはトラウマになったようです。私にとっても恐ろしいことでした。たくさんの機械につながれていた息子を抱きしめることもできなかったのです。医師からは52個のマグネットボールを取り除くことができて長期的なダメージがなかったのはとても幸運だと言われました。」

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