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【海外発!Breaking News】入国できず空港で飼い主に捨てられた子犬 航空会社スタッフの懸命な働きかけで安楽死を逃れる(米)

TechinsightJapan / 2023年1月1日 5時0分

【海外発!Breaking News】入国できず空港で飼い主に捨てられた子犬 航空会社スタッフの懸命な働きかけで安楽死を逃れる(米)

このほど飼い主と一緒に海外旅行をしていた犬が、書類不備により入国できず空港で捨てられてしまったというニュースがアメリカより届いた。中国からアメリカへ入国しようとした飼い主は愛犬を連れていけないと分かると、旅行を続けるために愛犬をその場に置き去りにしたという。生後6か月だった子犬は安楽死の可能性もあったが航空会社の並々ならぬ努力のおかげで入国許可が下り、ユナイテッド航空のパイロットに引き取られることになったと『New York Post』などが伝えている。

事の始まりは昨年8月、中国からの旅行客がサンフランシスコ国際空港(San Francisco International Airport)に到着し入国検査を受けたことだった。この旅行客は生後半年のジャーマンシェパードの子犬を連れており、子犬も一緒に入国検査を受けた。動物を連れて入国する際には適切な書類を提出する必要があるのだが、飼い主が用意した書類には不備があり子犬は入国できないことが判明した。子犬が入国できないとなれば一度自国へ戻るしかないが、この飼い主は非情にもその場で子犬を捨てて飛行機を乗り換え、目的地であるニューヨークへ旅立ってしまったのだ。

子犬は狂犬病を保有している可能性の高い地域からやってきたために厳しい基準をクリアしなければならず、動物の入国を管理する「アメリカ疾病予防管理センター(Centers for Disease Control and Prevention 以下、CDC)」は入国許可を出し渋っていた。入国許可が出なかった場合には子犬は中国に戻され安楽死させられてしまう可能性が高かったが、子犬のために動いていたユナイテッド航空(United Airlines)の担当者であるヴィンセント・パサフューミさん(Vincent Passafiume)がCDCに子犬の処遇を再考するように訴え、CDCは4か月の隔離期間を設けることを条件にアメリカへの入国を許可した。

それからユナイテッド航空のビジネスクラス「ユナイテッドポラリス」にちなんで“ポラリス(Polaris)”と名付けられた子犬は隔離場所を確保するまでの間、空港のオフィスで眠りおやつをもらったりしながら過ごした。そしてロサンゼルスの検疫所に移動することになったポラリスはファーストクラスでロサンゼルスまで飛んだ。飛行機でのポラリスの様子についてヴィンセントさんは「全く吠えず、とても良い子に過ごしていましたよ」と明かしている。

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