【エンタがビタミン♪】林家木久扇へ「カッパは干からびて、患ってる」。『笑点』メンバーたちが送ったエール。
TechinsightJapan / 2014年8月12日 20時30分
明るいキャラクターでお茶の間を笑顔にしてきた落語家の林家木久扇。木久扇は現在、病気療養のため『笑点』への出演を休養している。そんな木久扇の復帰を、『笑点』メンバーたちがいかに心待ちにしているのかが伝わってくる出来事があった。
落語家の林家木久扇は喉頭がんの治療のため、7月27日の放送から『笑点』への出演を休養している。そんな彼に向けて『笑点』メンバー流の“エール”が8月10日の放送で送られた。
大喜利のコーナーで「○○の途中で雨が降り出しました」の続きを問うお題が出された時のこと。三遊亭好楽はまず「三蔵法師の一行が、砂漠を旅する途中に雨が降り出した」と答える。
好楽は続けて「カッパの沙悟浄が大変喜びました。では、カッパのモノマネをどうぞ」と言いながら、空席になっている隣の木久扇の席に手をやった。木久扇が奇声を発しながらカッパのモノマネをする“おなじみの流れ”を理解している観客は、「あれ(木久扇が)いない」ととぼける好楽に拍手を送る。この流れに乗って司会の桂歌丸が「カッパは干からびて、患ってるからいない」と“彼一流のジョーク”で切り返してみせると、会場はさらに大きな笑いに包まれた。
また次のお題では、これまで『ミネソタの卵売り』を熱唱して盛り上げてきた木久扇に代わって、春風亭昇太が『戦争を知らない子供たち』の替え歌を披露する場面もあった。これに対しても歌丸は、「黄色いの(木久扇)が休んでるだけで、いい塩梅だ。(回答で歌を披露する)2代目が出来ちゃった」とこれまた見事な返しを見せて会場を沸かせていた。
2000年に出版された高田文夫責任編集の雑誌『笑芸人VOL.2』(白夜書房)の中で、木久扇は故・立川談志さんのカバン持ちをしていたことがきっかけで、『笑点』の大喜利に参加するようになったと明かしている。さらに同書において、木久扇は『笑点』における自身の立ち位置を次のように説明していた。
「僕が大喜利でいつも考えているのは、挙手して順番に回答していく、あの空気を破壊するということ。問題への答え方をみんなと変えてアクセントを付けるということ。」
その言葉通り、木久扇は今まで“愛すべきおバカ”キャラを演じる傍ら、歌ありモノマネありの回答を披露していくことで“大喜利の幅”を広げてきた。テレビの前の視聴者だけでなく『笑点』メンバーたちもまた、そんな彼の復帰を心待ちにしているのだ。
(TechinsightJapan編集部 TORA)
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