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【エンタがビタミン♪】X JAPAN・YOSHIKIが「辛くて見てられない」。Toshlの“洗脳体験”告白番組に「実はもっと複雑」と本音。

TechinsightJapan / 2014年8月23日 12時50分

同年9月、Toshlは妻に連れられてそのセミナーの主宰者Mと会う。その後、3日間にわたるセミナーを受けることなり、巧みな手法で「自分はダメな人間だ」、「親や兄弟が憎い」といった意識を強くする。実はセミナーの参加者はToshl以外はセミナー団体のメンバーだった。彼の財産に目を付けて主宰者Mが女性Kを利用した綿密な計画で近づいてきたのである。

Toshlはセミナーに通うようになり、その度に主宰者Mと妻Kによる恫喝や暴力で洗脳されていった。「X JAPANは諸悪の根源だ」「お前のような奴が使うとお金は世間の毒になるが、俺(M)のように立派な人間が使えばお金は世間のためになる」というような思考も植えつけられ、セミナーに多額なお金をつぎ込んでいった。

そして同年12月31日には東京ドームで『THE LAST LIVE~最後の夜~』を行ったToshlだが、そのラストライブの日も、セミナーを訪れて恫喝と暴力を受けてからステージに立ったという。VTRでそのライブの映像が流れたが、そんな影響を見せずに歌う姿はプロフェッショナルを感じさせた。時おり天を仰いで絶句する姿は最後のステージに感極まったからだと思われたが、実はセミナーのことで「頭の中は真っ白。恫喝や暴力が甦った」からだった。

そんな彼の姿に「Toshlくんっ! パーッと! パーッと!」と大声で話しかけてくれたのがHIDEだった。Toshlは「HIDEのおかげで、パーッと迷いが晴れた」と当時を思い出す。セミナーのことも吹き飛んだようだ。「X JAPANは悪の権化だ」と洗脳されたToshlだったが、ラストライブでセミナーとの葛藤から救ってくれたのはそのバンドのメンバーだった。しかし、その後、HIDEは帰らぬ人となった。

X JAPANを脱退した後も、Toshlは正体を隠してセミナーのCDを売り歩いたり、主宰者が作った楽曲をピアノで弾いて演奏会を開くなどお金を稼いではセミナーに納めていた。そんなある日、彼は主宰者Mに「実は『X JAPANを再結成すれば3億円払う』という話が出ている」と明かした。すると、Mは「X JAPANをこちら主導で再結成すれば凄いことになる」と言い出した。「X JAPANは悪の権化」という教えからの豹変ぶりにToshlは不信感を持つようになる。

これがきっかけとなり、Toshlはセミナー団体から逃亡するのだが、車に拉致されて暴力を受けるなど死の恐怖も味わった。それでも、周囲の援助もあり、やがてセミナーへの決別と妻との離婚が成立して12年間にわたる洗脳状態から抜け出すことができたのだ。

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