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【海外発!Breaking News】アメーバ汚染のコンタクトレンズで角膜白濁 21歳男性が失明寸前に(米)

TechinsightJapan / 2023年2月22日 5時0分

【海外発!Breaking News】アメーバ汚染のコンタクトレンズで角膜白濁 21歳男性が失明寸前に(米)

眼鏡と違い目に直接つけるコンタクトレンズは、誤った使い方をするとトラブルになりやすい。米フロリダ州在住の21歳男性は昨年、コンタクトレンズをしたまま寝てしまったことで目が充血、その後誤診などの不運が続き、現在は失明の危機にあるという。英ニュースメディア『The Daily Star』などが伝えている。

コンタクトレンズの使用歴7年という大学生のマイク・クルムホルツさん(Mike Krumholz、21)は昨年12月19日、コンタクトを装着したまま約40分間寝てしまい、目を覚ますと右目に違和感を覚えた。

マイクさんは当時のことをこのように振り返る。

「コンタクトレンズが浮いているような気がして、その時はすぐに外した。でも翌朝、コンタクトをつけたまま野球をしていると、やはり右目がゴロゴロしてね。充血していたし、結膜炎か何かだろうと思って眼科医に診てもらったんだ。」

検査の結果、マイクさんは主に口と口との接触で伝播すると言われるウイルス感染症「単純ヘルペス1型(HSV-1)」と診断され、専門医を紹介された。どこでHSV-1に感染したのか身に覚えはなかったが、その後はHSV-1のための治療が続いた。

「それからは眼科医5人と角膜の専門医2人の診察を受け、抗生物質を処方された。でも全く改善しなくてね。医師はステロイドを追加したけど、症状は良くなるどころか悪化の一途をたどったよ」とマイクさん。そこで藁にもすがる思いで訪れたのが、マイアミにあるアメリカの眼科専門病院でトップクラスの「バスコム・パーマ眼研究所(Bascom Palmer Eye Institute)」だった。そして検査の結果、マイクさんは難治性の「アカントアメーバ角膜炎」に感染していることが判明した。最初に異常を感じてから約1か月後の今年1月21日のことだった。

アカントアメーバ角膜炎は海や湖、水道水、砂などに広く存在する微生物“アカントアメーバ”が角膜の小さな傷から入って感染し、汚れたコンタクトレンズなどに付着した細菌を餌に増殖する。抗生物質だけでは完治せず、感染してしまうと治療は困難を極めるそうだ。



マイクさんは当時、すでに角膜が白濁しており、右目は痛みが酷いだけでなく全く見えなくなっていた。医師はレーザーによる「光線力学的療法(PDT)」を2回実施、今月18日に角膜移植手術を行っており、マイクさんは「少しでも視力が取り戻せれば…」と願うばかりという。

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