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【海外発!Breaking News】救難ヘリ、雪の中から突き出した1本の腕を見逃さず 雪崩で埋もれた男性救出(スイス)<動画あり>

TechinsightJapan / 2023年3月4日 22時0分

【海外発!Breaking News】救難ヘリ、雪の中から突き出した1本の腕を見逃さず 雪崩で埋もれた男性救出(スイス)<動画あり>

スイスで活躍する山岳航空救助隊「エア=グラシエ(Air-Glaciers)」が先月8日、単独で雪山に出かけたまま行方不明になっていた男性を発見、救出に成功した。救助隊のヘリコプターが、雪から突き出した1本の腕を見逃さなかったことが男性救出につながった。当時の動画とともに、英ネットメディア『LADbible』などが伝えている。

山岳航空救助隊「エア=グラシエ(Air-Glaciers)」は先月8日午後5時41分、「ヴァレー州リッド地区の雪山でスキーツーリングをしていた男性が、予定の時間になっても戻らない」と家族から連絡を受けた。

スキーツーリングとはスキー場以外の自然の中をスキーをしながらハイキングするもので、男性はその日の朝に1人で出発、家族にはコースと日程を伝えていた。過去に同じコースを何度か滑っており、「午後には戻る」と話していたという。

ところが男性は予定の時間になっても戻らず、心配した家族がエア=グラシエに捜索を要請。ヘリコプターのパイロット、救急隊員、レスキュー専門のガイド、地元のガイドの4人が出動した。

救助隊がまず向かったのは男性が出発した駐車場で、車が停められたままであることを確認後、空からの捜索を開始した。

男性はスキーツーリングの途中で家族に写真を送っており、救助隊はその写真と男性が残したコースを元に位置を推測、しばらくすると雪の上に男性が通ったと思われる跡を発見したという。

エア=グラシエのホームページには、寒さ、暗さ、時間との闘いだったであろうその後の捜索について、このように記されている。

「すぐに地理に詳しい地元のガイドが雪山に降ろされた。地上から男性の跡を追う一方で、ヘリコプターは再び上空から一帯の捜索を開始した。そうしてしばらくすると、暗闇を照らすヘリコプターのサーチライトが雪の大きな塊の中に人の気配を察知した。」

なお救急隊員マシュー・ランバートさん(Mathieu Lambert)は、男性発見の瞬間の様子をカメラで捉えており、動画では小さいながらも、雪の中から突き出した手が左右に振られているのがはっきりと映し出されていた。

男性はスキーツーリングの最中に雪崩に遭い、首から上と片手だけが雪から出た状態のまま6時間以上埋もれていたそうで、ヘリコプターが通過するのに気付いて必死に手を振ったという。そしてヘリコプターから降ろされたレスキュー専門のガイドによって救助され、つり上げ装置「ホイスト」によって約30メートル下の谷から引き上げられた。低体温症を起こしていたものの命に別状はないとのことで、このニュースには次のようなコメントが寄せられた。

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