【エンタがビタミン♪】風見しんごに無神経なコーナーをぶつけた番組。「ひどすぎる」と批判続出。
TechinsightJapan / 2014年9月5日 19時15分
情報番組『ノンストップ!』が隣近所の付き合いがなくなり核家族化が進む中、“家族の死を乗り越えられない人が増えている”という問題を取り扱った。このテーマ自体に異論はないのだが、スタジオには交通事故で長女を失ったタレントの風見しんごが木曜レギュラーとして出演していた。何かに耐えるように沈黙する風見を見ているのは非常に辛いものがあったのだ。
「長い間、家族の死を乗り越えられないという遺族が増えています。なぜ、増えているのでしょうか?」 9月4日放送の『ノンストップ!』(フジテレビ系)“あなたの知らないセケン”コーナーはプレゼンター・渡辺和洋アナの、このような言葉から始まった。3年前に心臓病で母親を亡くした女優の南野陽子を迎え、遺族の心のケアを行っている専門家と共に、誰にでも必ず訪れる家族の死をどのように乗り越えて行くかを話し合った。
“やり残した”という思いが、家族の死を乗り越えられない大きな理由だという。通夜や葬儀を終え、一通りの手続きも済ませいつもの日常に戻った時、ふとした瞬間に後悔を伴った悲しみに教われるのだ。「愛する人の死は時間が解決してくれる」と昔から言われているが、乗り越えるためには悲しみを共有してくれる人が必要だという。深い悲しみは人に話すことで和らいでいくのだが、核家族が進み生活スタイルも変化した現代では、周りに本音を打ち明けられる人が減ってしまっている。この社会背景が、家族の死を乗り越えるのに時間がかかる原因になっていると専門家は話す。
南野が68歳で旅立った母親を思い悲しむ日々から脱するには、3年の年月がかかったと話す。親を亡くすことを“順番だから”と受け入れるのは、言葉で言うほど簡単ではないのだ。
風見しんごの長女は2007年1月、信号無視した大型トラックにはねられ死亡している。当時10歳で小学5年生だった。事故は風見の自宅から100メートル余りの距離で起こったため、夫妻は凄惨な現場を目のあたりにしたとも伝えられている。それから残された家族を襲った地獄のような悲しみと苦しみを彼が何度かテレビで語っているのは、子どもが犠牲になる理不尽な交通事故を少しでもなくしたいとの思いからだった。
風見はこのコーナーで、一言も話すことはなかった。この日の『ノンストップ!』のスタッフは、風見の長女が亡くなっていることやその原因を知らなかったのだろうか。いや知っていたからこそ、彼に何かコメントしてもらいたかったのか。何より風見がすでに長女の死を乗り越えたと思っているのか。ツイッターには番組を見た視聴者から、「今日のはさすがにひどい」「無神経すぎる」と番組に対する批判が続出。風見しんごを気遣う声で溢れていた。
(TechinsightJapan編集部 みやび)
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