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【海外発!Breaking News】航行中の機内でボヤ発生! 乗客の元消防士が消火を手伝う(米)<動画あり>

TechinsightJapan / 2023年3月7日 14時0分

ロッコさんは「すぐに対応できたのが幸いでした。本当に酷いことになっていたかもしれませんから」と付け加えてインタビューを締めくくった。彼は火元のリュックサックを素手で叩いた際に数本の指にやけどを負い、着陸後に病院へ運ばれた。

着陸後に救助にあたったジャクソンビル消防救助隊のエリック・プロスイマー隊長(Eric Prosswimmer)は、最終的に10名ほどが不調を訴えて病院に搬送されたと『CNN』に話しており、このように続けた。

「病院に搬送された乗務員及び乗客を含む10名の方々は全員、命にかかわる状況ではありません。」



ただ前出のジョセフさんは「においがきつくて、息苦しかったですよ。2時間ぐらいずっと咳き込みました」と明かしており、しばらくは喉の不調を感じたもようだ。

なおスピリット航空は緊急着陸したジャクソンビル国際空港には就航しておらず、オーランド国際空港まで代替機の用意ができなかったことから、乗客はそれぞれの別の手段で目的地へ移動することになったようだ。ジョセフさんとその家族は、配車サービス「Uber」でディズニー・ワールドへ向かったという。

ジョセフさん自身のTwitterによると、スピリット航空からは航空券代の全額返金、200ドル(約27000円)のUber代の補償のほか、100ドル(約13500円)のトラベルバウチャー(航空券などの購入時に使える割引金券)と食事券の提供があったそうで、こう明かした。

「今回のことは航空会社の責任ではありませんでしたが、彼らは丁重に対応してくれました。ただ空港に着いた後、飛行機からすぐに降ろしてくれていたらなお良かったと思います。」

なお今回のニュースについて、ネット上ではロッコさんや乗務員の勇敢な行動を称えるコメントが寄せられた。

「この乗客と乗務員はよくやった!」
「ロッコさんはヒーローだよ。彼が乗っていなかったら、事態はまったく違った展開になったかもしれない。」
「窓を開けて煙を外に追い出せない飛行機内の火事だなんて、自分ならパニックを起こしちゃうよ。」

しかし現役のキャビンアテンダントや関係者が多く集まるネットコミュニティでは、動画内の乗務員の対応が機内で火災が起きた場合の通常訓練を受けている方法とはやや異なるため、乗客が消火活動に加わったことを疑問視する声もある。

ほかにも「航空会社や当局は、速やかにリチウムイオン電池の持ち込みを禁止しないとまた必ず災害が起こるよ。缶の中に入れるだけでは不十分なんだから」と、現在の機内持ち込み規則の脆弱点を懸念するコメントも見受けられた。

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