1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

【海外発!Breaking News】“キング”と呼ばれたライオンをオス3頭が襲う、壮絶で威厳ある最期に衝撃(タンザニア)<動画あり>

TechinsightJapan / 2023年3月17日 5時0分

【海外発!Breaking News】“キング”と呼ばれたライオンをオス3頭が襲う、壮絶で威厳ある最期に衝撃(タンザニア)<動画あり>

黒いたてがみと琥珀色の目を持ち、“キング”と呼ばれていたオスライオン、“ボブ・ジュニア(Bob Jr.)”が、若いオスの群れに襲われた。壮絶な最期はカメラが捉えており、当時の動画には「偉大な王者を失い言葉がない」「胸が痛む。美しきキング、安らかに」といった追悼の言葉が多数寄せられた。タンザニアのネットメディア『Tanzania Times』などが伝えた。

タンザニア北部のセレンゲティ国立公園東部に位置するナミリ平原で、群れのリーダーに7年間君臨してきたライオン、“ボブ・ジュニア(別名Snyggve)”が今月11日、若いライバルのオスライオン3頭によって殺された。

ボブ・ジュニアの父親は、2008年~2017年にプライド(群れ)のリーダーとして君臨した“ボブ(Bob、別名C-Boy)”で、この名はドレッドヘアのような黒いたてがみを持っていたことから、ジャマイカのレゲエ歌手ボブ・マーリーにちなんでつけられたという。

そんな偉大な父を持つボブ・ジュニアは2010年生まれで、父親譲りの黒いたてがみと琥珀色の瞳から“最高に美しいキャット”と慕われ、ツアーオペレーターや観光客に人気だった。



ライバルの若いオス3頭に襲われた時は12歳で、動画では後ろ足と背中を攻められ立てなくなり、まるで運命を悟ったかのように大地に横になる様子が映し出されていた。オスは7頭で連合を形成していたそうで、威厳ある最期には「以前ボブ・ジュニアに遭遇し、今年もう一度、ナミリ平原を訪れる予定だった。カリスマを持ったライオンだった」「言葉にならない」「直視できなかった」「これがサバンナの掟」「3対1はフェアじゃない」「残酷であり、美しくもある」「安らかに」といったコメントが寄せられた。

なおボブ・ジュニアを支えていたのは兄弟ライオン“マーリー(Marley、別名Tryggve)”で、ボブ・ジュニアの死後、同じオスの群れに別の場所で襲われ死亡した。これにより、「アフリカを象徴するライオン」とまで言われた兄弟が群れを率いた時代は7年で幕を閉じた。



セレンゲティ国立公園の観光局で自然保護官をしているフレッド・シリマさん(Fred Shirima)は、2頭の死について次のように語った。

「若いライオンたちはボブ・ジュニアをキングの座から引きずり下ろそうとしていました。これはプライド(群れ)のリーダーが年を取ったり、他のオスライオンたちが大きな縄張りを支配するリーダーを快く思っていない時に起きるのです。2頭は別の場所で殺されていますが、これは組織的な攻撃と言えるでしょう。」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください