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【海外発!Breaking News】竜巻に襲われレストランオーナーが咄嗟の判断、冷蔵庫に避難し従業員の命を守る(米)

TechinsightJapan / 2023年4月5日 21時0分

【海外発!Breaking News】竜巻に襲われレストランオーナーが咄嗟の判断、冷蔵庫に避難し従業員の命を守る(米)

3月24日夜、米南部ミシシッピ州で発生した竜巻の影響で少なくとも26人が死亡し、建物が倒壊するなど大きな被害をもたらした。そんな中、瞬時に機転を働かせて冷蔵庫の中に避難した9人が竜巻から身を守ったという。ベルギーのニュースサイト『7sur7.be』などが伝えている。

米ミシシッピ州内を襲った竜巻により、最も大きな被害を受けた町のひとつであるローリング・フォークでは、多くの建物が瓦礫と化した。

そのローリング・フォークにあるレストラン「Chuck’s Dairy Bar」の料理人であるバーバラ・ネル・マクレイノルズ=ピンキンズさん(Barbara Nell McReynolds-Pinkins、52)は竜巻が襲った3月24日、男性客が注文したステーキとフライドポテト、サラダの準備を終えたところだった。しかし事態は急変し、風の音や稲妻、雨の音を聞いたという。

同レストランのオーナーであるトレイシー・ハーデンさん(Tracy Harden、48)は当時、親戚から携帯電話で竜巻の発生を警告するメッセージを受け取っていた。だが竜巻が来る前に風は強かったものの雨は小降りだったため、それほど心配はしていなかったそうだ。

しかし突然、照明が点滅してトレイシーさんは「冷蔵庫」と叫んだという。夫のティムさん(Tim)が冷蔵庫のドアを掴もうとした時、部屋はすでに暗闇に包まれていた。

トレイシーさんは、当時の状況について「夫は私たちを冷蔵庫に押し込み、私は従業員7人の名前を叫んで全員の安全確認をしました」と感情を抑えきれない様子で説明している。

嵐が続いた際、冷蔵庫の中に閉じ込められないようにドアを少しだけ開けておく必要があったが、命を守るためにドアを閉めるしかなかった。とはいえティムさんは、あまりの風の強さに冷蔵庫のドアを閉めるのも大変だったという。暴風と戦いながらなんとかドアを閉めたが、その直前にティムさんが「空が見える」と言ったのをトレイシーさんは聞いた。つまり屋根が吹き飛ばされたのであった。

冷蔵庫に避難した9人は、ミルクや肉が入った金属製の棚に押しやられながら身を寄せ合っていたが、暴風に煽られて動いていた冷蔵庫が突然止まったそうだ。

ティムさんはドアを開けようとしたものの開かなかったため、トレイシーさんが緊急通報番号911に電話した。また誰かに助けを求めようと叫んだところ、竜巻の直前にバーバラさんが作っていたステーキを注文した男性客がやってきて、冷蔵庫から聞こえる叫び声に気付いた。この男性は竜巻の間、自身が所有するシェルターに避難していたという。

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