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【海外発!Breaking News】顔半分を覆う赤いあざ、1歳男児の母親が「ただの母斑ではない。スタージ・ウェーバー症候群を知って」(豪)<動画あり>

TechinsightJapan / 2023年4月18日 22時0分



しかしながらブルックさんが「ポートワイン母斑とスタージ・ウェーバーについて多くの人に知ってもらいたい」と始めたSNSには、「小さな子にレーザーなど必要ない」「モンスターママ」「虐待」「子供が大きくなってからレーザーが必要かどうか決めさせるべき」などの心無いコメントが相次ぎ、メディアにまで取り上げられ「当初は涙を流し苦しんだ」と明かしている。



それでもブルックさんは「今は精神的にずいぶん強くなった。それにネガティブな声であっても、この病気について知ってもらういい機会になっていることを嬉しく思う。最近はフォロワーらが私を応援してくれるようになって非常に心強い」と語る。



実はあざを放置すると濃くなったり、盛りあがったり、出血したりといった症状が出ることがあり、あざが目を覆うと緑内障が悪化する。キングズレー君の場合、すでに唇、歯茎などにも影響が及んでいるそうで、レーザー治療は生後1歳前に行うと有効だという。キングズレー君はこれまで4度のレーザー治療を受け、今では誕生時とは見違えるほど肌がきれいになっており、今後も治療を継続する予定とのことだ。



幼いキングズレー君にとって、緑内障やあざの治療だけでも体への負担は相当なものだろうが、昨年10月にはブルックさんが「最も恐れていた」というてんかんの発作を起こし、17日間の入院を強いられていた。まだ生後9か月の時であり、ブルックさんはその日のことを「人生で最も恐怖に震えた」と吐露している。キングズレー君はそれ以来、100回以上の発作を起こし、今年はすでに6回救急車を呼び、6回入院したという。発作は長時間に及ぶことが多く、けいれんを起こすと酸素レベルが下がってしまい、一度は命の危険もあったそうだ。



キングズレー君は現在、血栓を作りにくくする少量のアスピリンのほか、抗けいれん剤などを服用しているが、薬が合わない、効かない、副作用で眠くなるなどの問題も多い。さらに軽度の脳性麻痺のため体の右側が弱く、毎週セラピーを受けているそうだ。ほかにも目の検査、けいれんのコントロールなどその都度、症状に合わせて対処していく必要があり、ブルックさんはなかなか気が休まることがない。また長女アマーニちゃん(Amarni、3)は自閉症だそうで、ブルックさんの心労は尽きないが「私たちの家族は完璧ではないけれど、愛する家族が心の支え。病気を通して家族の絆は一層強くなった」と話している。

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