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【海外発!Breaking News】頭の“シラミ”を取ってほしい野生のクジラ、ボートに近づいて助けを求める(メキシコ)<動画あり>

TechinsightJapan / 2023年4月11日 17時21分

【海外発!Breaking News】頭の“シラミ”を取ってほしい野生のクジラ、ボートに近づいて助けを求める(メキシコ)<動画あり>

クジラは海洋生物の中でも知能が高いが、そのクジラがメキシコの沖合に現れて、ホエールウォッチングのボートツアーにきていた客を驚かせることとなった。クジラは頭についたクジラジラミを取り除いてもらうため、ボートに近づいてきたのだった。動物専門ネットメディア『The Dodo』などが伝えている。

メキシコのバハ・カリフォルニア半島に位置するオホ・デ・リエブレ湖は海と繋がっている潟湖であり、野生のコククジラの繁殖地として知られている。その湖で先月、ホエールウォッチング・ツアーのボートから撮影された野生のコククジラの動画が多くの人を驚かせた。

動画には、ツアーボートにゆっくりと近づく巨大なクジラの姿が映っており、クジラはボートの縁にいるツアーボートの船長パコ・ヒメネス・フランコさん(Paco Jimenez Franco)の目の前までやってきて、水面から頭を出した。するとパコさんは慣れた手つきでクジラの頭から、クジラに寄生する甲殻類の一種「クジラジラミ」を手で取り除いてあげた。



取り除いた後、パコさんはクジラの口先を「ポンポン」と手で軽く叩くと、クジラは体を回転して向きを変え、別の部分についたクジラジラミをパコさんに見せている。その姿はまるで「ここも取ってほしい」と訴えるかのようで、このクジラの一連の行動にボートに乗ったツアー客は非常に喜んだという。

パコさんは20年もの間、同水域でホエールウォッチングのツアーボートの船長を務めており、実はクジラジラミを取ってあげたのは今回が初めてではなかった。彼はクジラがブリーチングという水面で大きなジャンプをする理由が、クジラジラミを体から振り落とすためという説があることを知り、ある日ボートの近くにきたクジラのクジラジラミを取ってあげた。

するとそれ以来、クジラはパコさんのボートに気づくと、クジラジラミを取ってもらうために彼の手の届くところまでやってきて水面から頭を出すようになったという。パコさんは動物専門ネットメディア『The Dodo』のインタビューに応じ、「1回取ってあげたら、彼女(クジラ)はまたやってきたんですよ。だから引き続き取ってあげることにしたんです」と語った。

またパコさんのところには、このクジラ以外にも他のクジラもやって来るようになったという。彼は「もう他のクジラにも何度か取ってあげているんですよ。それは私にとってすごく楽しい時間なんです」と嬉しそうに明かしている。

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