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【海外発!Breaking News】月1回の自家製「生血プリン」で、58歳女性の皮膚下や脳に寄生虫!(ベトナム)<動画あり>

TechinsightJapan / 2023年4月15日 5時1分

【海外発!Breaking News】月1回の自家製「生血プリン」で、58歳女性の皮膚下や脳に寄生虫!(ベトナム)<動画あり>

ベトナム北部ハイズオン省に住む58歳の女性の脳や体から寄生虫が発見された。女性はベトナム料理である“ティエットカイン(Tiet canh)”と呼ばれる豚の生血で作ったプリンを毎月食べていたという。医師はこの女性の皮膚の下を蠢く寄生虫の写真を公開し、生血を食べることの危険性について注意喚起した。英ニュースメディア『The Mirror』などが伝えている。

ベトナムの首都ハノイ郊外の町に住む58歳の女性オーさん(Ms. O.)は今年1月、自宅でベトナムの旧正月「テト」の食事を準備していたところ、激しい頭痛に襲われた。そして突然倒れ、ハイズオン省の緊急治療室に搬送されると7日間の入院を強いられた。

医師は当初、脳卒中を疑ったものの、ハノイ市の中央熱帯病病院での検査の結果、寄生虫に感染していることが明らかになった。寄生虫は腕や脚などの皮膚下だけでなく脳にまで達しており、オーさんはその後、寄生虫疾患を専門に扱う市内のダンヴァングー病院(Dang Van Ngu Hospital)に転院して治療を受けた。

現在はすでに退院しているが、オーさんは感染症を起こした原因について次のように述べたという。

「体のほてりを冷ますため月に一度、豚の生血で作った“ティエットカイン”を食べていた。自分で料理していたので、清潔で病気とは無縁だと思っていた。」

なお「血のスープ」「生血プリン」などと呼ばれるティエットカインは、豚やアヒルの血にヌクマム(魚醤)、塩、軟骨などを加えてゼリー状にし、ピーナツや香草と合わせて食べるという。生血を食することで豚レンサ球菌による髄膜炎を発症したり、有鉤条虫(豚に寄生するサナダムシの一種)の幼虫が引き起こす感染症を患ったり、鳥インフルエンザに感染して死亡したケースも報告されているが、ベトナムでティエットカインは根強い人気がある。



ダンヴァングー病院の副院長であるチャン・フィ・トー医師(Dr.Tran Huy Tho)は「オーさんの寄生虫感染の原因がティエットカインであることを確認しました。もし治療を受けずにいたら、体が麻痺したり後遺症は免れなかったでしょう」と明かし、次のように述べた。

「最近は特に、生のブタを摂取することで起きる『有鉤条虫感染症』で来院する患者が少なくありません。生や加熱が不十分な食事を摂取したり、不衛生な環境、さらに地域によっては生血プリンや生野菜などを食べる習慣があるためです。」

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