【海外発!Breaking News】乳がんと診断された猫 “5本の脚”が注目され、治療費の寄付が続々と集まる(米)<動画あり>
TechinsightJapan / 2023年4月21日 5時0分
アメリカ在住のある女性は障がいを抱える猫を飼っているが、その愛猫が乳がんと診断され、高額の治療費が必要になってしまった。しかし飼い主がSNSやクラウドファンディングサイトで寄付を募ったところ、猫が5本の脚を持っていたことから治療費の支援が続々と集まるようになった。米ニュースメディア『Newsweek』などが伝えている。
米テネシー州ナッシュビル在住のジュリア・ウィリフォードさん(Julia Williford)が、7歳のメスの飼い猫“ルー(Lu)”の動画をTikTokに投稿したところ、注目を集めた。ルーは5年前、ジュリアさんがニューヨークの動物保護施設から引き取ったそうだ。
実はルーには生まれつき脚が5本あり、腰のあたりの背骨から余分に脚が1本生えていた。ジュリアさんは“オリバー(Oliver)”という猫をすでに飼っていたが、ルーの人懐っこい性格に心奪われ、家族に迎えることにした。
ルーは余分な脚のせいで、普通の猫のように速く走ったりジャンプすることができないという。それでもルーは歩くことができ、5本の脚が生活に支障が出ることもなく、健康に影響を及ぼすこともなかった。
しかし2022年9月、ジュリアさんは年齢を重ねたルーの最善のケア方法についてアドバイスを求め、地元の動物病院「Nashville Veterinary Specialists」にルーを連れて行ったところ、乳がんと診断された。もし手術を望むなら腫瘍専門獣医のところに行くようにと言われたため、ジュリアさんはテネシー州内のすべての腫瘍専門獣医に電話をかけたそうだ。そして数か月以内に診てくれる獣医を1人見つけ、その獣医が働く「テネシー大学小動物病院」で診てもらうことができたが、ルーは乳腺を摘出する必要があり、手術後もがんが転移しないように化学療法を受けなければならないと言われてしまった。その治療費は最大で1万ドル(約134万8000円)になるということだった。
ジュリアさんは高額な治療費の見積もりに、一瞬「自分は無力だ」と落胆してしまったそうだ。しかしジュリアさんは、家族同様に愛してきたルーを諦めることは到底できなかった。彼女は当時の心境をこのように語っている。
「お金を失っても惜しいとは思わないけど、ルーを失ったら心底恋しくなることは分かっていました。ルーの命を救うために全力を尽くさなければ、後悔するに決まっていますから。」
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