【海外発!Breaking News】逆子を頭位に戻す産婦人科医、その技術に感嘆の声「これはすごい!」(ブラジル)<動画あり>
TechinsightJapan / 2023年4月22日 5時0分
![【海外発!Breaking News】逆子を頭位に戻す産婦人科医、その技術に感嘆の声「これはすごい!」(ブラジル)<動画あり>](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/japantechinsight/japantechinsight_961761_0-small.jpg)
妊婦が妊娠36週頃になると、ほとんどの胎児が頭を下に向けた“頭位”の状態になると言われるが、中には頭を上にした“逆子(骨盤位)”のままの胎児もいる。そんな逆子の向きを、産婦人科医がお腹の外側から変えてしまう様子をカメラが捉え、話題となっている。
ブラジル、サンパウロの産婦人科医で多胎児やハイリスク出産を専門とするワグナー・エルナンデス氏(Wagner Hernandez)が2021年6月、胎児を逆子から頭位に矯正する「外回転術」を行う様子をYouTubeに投稿、今月19日に英ニュースメディア『The Sun』が伝えて注目されている。
動画では、エルナンデス医師が妊娠後期と思われる妊婦の腹部に両手を当て、胎児の頭と臀部を探している様子が見て取れる。そして位置が分かると、医師は両手で妊婦のお腹を包むようにし、反時計回りに慎重に回転させる。
ジェルが塗られた妊婦の腹部はまるで小さな枕が入ったように膨らんでおり、医師は指にかなりの力を入れながら、両手の位置を少しずつ動かして胎児の向きを変えていく。
そうして50秒ほどで胎児が回転すると、医師はすぐに超音波検査で頭の位置を確認、頭部が下に来ていることが分かるとスタッフが「イエス」と呟いている。
この動画には「これはすごい! 逆子を手で回転させることができるなんて知らなかった!」「美しい」「プロフェッショナル!」「完璧だね」と医師の技術に感嘆する声や、「赤ちゃんは『うわあ、回っているぞ! いったい何が起きているの!』と驚いているだろうね」などといったコメントも寄せられた。
ちなみに米オハイオ州の「クリーブランド・クリニック(Cleveland Clinic)」のウェブサイトによると、妊娠36週以降でも胎児が逆子である確率は約3%で、外回転術の成功率は50%以上という。妊娠36週前では胎児が自分で回転する可能性が高く、妊娠37週を過ぎてしまうと胎児が子宮で回転するスペースが少なくなるため、成功率が最も高いのは妊娠37週頃という。また妊婦の羊水量が正常であること、胎児が骨盤内に下りてきていないことも重要で、初産婦より経産婦のほうが成功率が高いようだ。
逆子での経膣分娩はリスクが高いため、そのほとんどが帝王切開になると言われるが、エルナンデス医師は「外回転術を行うことで、逆子であっても経膣分娩が可能になる」と述べ、外回転術を積極的に取り入れていることを明かしている。ただ万が一、成功しなかった場合や、緊急時には帝王切開が行われるという。
なおブラジルでは昨年、卵膜に包まれた“被膜児”が誕生し、「真珠を被ったよう」と医師らを驚愕させた。被膜児は日本では幸帽児(こうぼうじ)と呼ばれ、幸運の象徴と考えられているという。
画像は『The Sun 2023年4月19日付「MUM’S THE WORD Amazing viral video shows how a doctor turns a breech baby in the womb」(Credit: Jam Press Vid)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
外部リンク
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