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【エンタがビタミン♪】保田圭と指原莉乃。「姉妹みたい」な2人はアイドル人生も似ている。

TechinsightJapan / 2014年9月24日 20時15分

歌には自信があった保田圭だが、踊りは苦手だったので歌番組でもカット割りが少なくてほとんど映らず、トークの部分もカットされた。彼女はその頃を「アイドルとして成立しない日々が続いた」と語る。

やがて1999年に『LOVEマシーン』が大ヒットしてモー娘。の黄金期が到来するが、メンバーはそれほど実感がなかったらしい。マネージャーが厳しく「天狗になれるような雰囲気ではなかった」からだ。中でも保田圭は「世の中の人はモー娘。を知っていても、保田圭という名前は知らないんだ」と常に言われた。

保田はそのマネージャーから課題として「個性を出しなさい!」「お前の個性はなんだ?」とも言われ続けた。そのため、彼女は毎日「他人と違うことをしよう」と考えていたという。中澤裕子も「個性を出せたから芸能界で頑張れた」とそれに共感している。

当時、TBS系で放送されていた、石橋貴明と中居正広がMCを務める音楽バラエティ番組『うたばん』にモー娘。が出演すると保田圭がいじられるのがパターンとなり、彼女の知名度も上がり始めた。MCの2人が個性を生かしてくれたのだ。

2003年にモー娘。を卒業した保田圭は、やがて“結婚できないキャラ”で注目を浴び始める。そして、かねてから交際していたイタリア料理研究家の小崎陽一氏と2013年5月29日に結婚。エッセイ『美ブス婚 ~最下位娘。の婚活物語~』を出すなどしてさらに人気が高まっている。

こうしてモー娘。OGの中でもコンスタントに活躍を続けている保田圭。その彼女と「姉妹のよう」と言われる仲になった指原莉乃も似たような道を歩んでいる。

地元大分でモーニング娘。に憧れていた指原莉乃は自分もアイドルを目指そうと2007年に『AKB48 第二回研究生(5期生)オーディション』を受けて合格する。やがて2009年の『AKB48選抜総選挙』で27位、2010年には19位と人気も出てきたが、参加曲のミュージックビデオやテレビ番組でもほとんど姿が映らないとボヤいていた。

だが、一方ではバラエティ番組に出演して“ヘタレ”キャラで注目されてゆく。指原莉乃ならではの個性をアピールして成功した形だ。やがて人気番組だった『笑っていいとも!』のレギュラーに就任、ドラマ『ミューズの鏡』での主演と主題歌でのソロデビュー、ソロ写真集の発売など活躍が続きブレイクする。そんな時に、スキャンダル報道に絡んでHKT48への移籍を命ぜられる。新境地での不安もあったが、彼女はピンチをチャンスに変えてグループを牽引する存在となり現在にいたる。

保田圭も指原莉乃もアイドルを目指してグループに加入しているが、ミュージックビデオで姿がほとんど映らない状況を経験している。そんな逆境を乗り越えて今の人気を手にした2人が、共演した番組で同じミュージックビデオに映るのだから感慨深い。

前述の福岡のロケで保田圭は短大の“メディア・プロモーション学科”を訪れた。アイドルを目指す生徒たちから「アイドルとは?」と聞かれると、彼女は「アイドルとは応援している人が笑顔になってくれる存在だと思う。キレイな人だけでなく面白い人とかでもいいので、その人がいるだけで元気になれる存在」と答えている。指原莉乃は将来について「もっと、面白い人になりたい」と語ったことがあり、やはり2人は目指すところが似ているようだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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