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【海外発!Breaking News】背中に“カメの甲羅”のような母斑を持つ1歳男児、手術に耐え“スーパーヒーロー”に(米)<動画あり>

TechinsightJapan / 2023年4月26日 5時2分



なお夫妻はその後「母斑を切除しても、また大きくなってしまうのでは?」といった不安から、同じような症状を持つ患者のFacebookグループに参加、母斑はひどい痒みを伴うことがあることや、汗を分泌する汗腺を作り出すことができないため、外遊びを制限する必要があることなどを学んだという。

さらに同グループが母斑についての研究やサポートなどを行う非営利団体「母斑アウトリーチ(Nevus Outreach, Inc.)」と一緒に活動を行っていることもあり、夫妻はイリノイ州シカゴの専門家の紹介を受け、「組織拡張器(エキスパンダー)」を用いた治療を行うことを決意した。

これはシリコンでできた袋(ティッシュ・エキスパンダー)を母斑周囲の皮下に埋めてもらい、エキスパンダーに少しずつ生理食塩水を注入して上の皮膚を拡張するもので、母斑を切除後に伸ばした皮膚で傷をふさぐ。

皮膚を健康に保つ効果もあり、ジェームズ君は昨年9月にシカゴでエキスパンダーを埋め込む手術を受け、生理食塩水は夫妻がフロリダ州の自宅で1週間に1回、11回注入したという。

ケイトリンさんは「最初こそ『我が子にこんな処置をするなんて!』と思いましたが、今ではスムーズに処置ができるようになりました。夫とは『私たちは履歴書に看護師と書けるわね』と話しているほどですよ」と笑い、このように続けた。

「ジェームズはまだ小さいので、実際に何が起きているのかよく分かっておらず、エキスパンダーはそれほど気にならないようでした。シカゴに3か月も滞在する必要もなく、自宅で処置ができるのですからありがたいことですよ。」



こうしてジェームズ君の最初の治療は成功し、まだ皮膚を縫い合わせた傷は残っているものの、背中の下半分はキレイな肌色になっている。また今月中旬には、シカゴで2度目のエキスパンダー挿入の手術を受けており、夏までの10週間、皮膚の拡張を続ける予定だそうだ。



ケイトリンさんは「この治療が終われば、8月の2歳の誕生日までには『母斑は完全になくなるでしょう』と言われています。もちろん傷は残りますが、母斑が顔ではなく背中であったことが幸いし、傷痕は最小限ですんでいるのです」と述べ、胸のうちをこのように明かした。

「これまでの治療のお陰で、ジェームズがよりハッピーで快適に過ごせるようになったことを嬉しく思っています。夏までに母斑が全てなくなるだけでなく、生活の質も向上するでしょうから、私たちも喜んでいますよ。」

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