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【海外発!Breaking News】骨肉腫の治療で脚を逆向きに接合された男性、手術直後にショック受けるも「今は感謝」(英)<動画あり>

TechinsightJapan / 2023年5月8日 16時17分

【海外発!Breaking News】骨肉腫の治療で脚を逆向きに接合された男性、手術直後にショック受けるも「今は感謝」(英)<動画あり>

イギリス在住のある男性は骨のがんとも言われる骨肉腫を克服したが、彼の手術後の右脚が注目を集めている。男性は手術で切断された脚を、180度逆向きで太腿に接合されたのだ。手術直後の右脚にかなりのショックを受けた男性だが、その後は心境に変化があったという。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えている。

英バーミンガム在住のイブラヒム・アブドゥルラウーフさん(Ibrahim Abdulrauf、22)は、骨肉腫を克服した自身の姿をTikTokに投稿している。イブラヒムさんは10代の頃、悪性腫瘍の骨肉腫を発症し、右脚を手術した。

イブラヒムさんは2015年の14歳の時、兄と一緒にサッカーをしていたところ、転倒して地面に身体を打ち付けてしまったそうだ。足に違和感を覚えたイブラヒムさんだったが、翌朝には症状が改善するだろうと思いながら就寝した。ところが翌朝、目が覚めると足にビリビリと電気が流れるような激痛があり、歩くこともままならなかったそうだ。

すぐに地元のハートランズ病院の救急外来を訪れたところ、骨の感染症である「骨髄炎」と診断され、イブラヒムさんは6週間入院した。しかし退院後も痛みが続いたため、彼は紹介されたバーミンガムの王立整形外科病院で診察を受け、最終的に骨肉腫と診断された。

イブラヒムさんは6か月間の化学療法を終えた後、膝周囲の骨肉腫の治療法の一つである「回転形成術」という手術を受けることになった。米ボストン小児病院のホームページによると、これは非常に珍しい治療法で、がん細胞に侵された箇所の脚を切断するだけの手術とは異なり、脚の太腿から下を切断して腫瘍がある膝周囲を取り除いた後、脛から下の下肢を180度逆向きに接合するという。

接合した足はつま先が後ろ向きで踵が前に来るため、踵が膝の役割を果たすことになる。これにより膝と同じ働きを足首の関節を使ってできるので、義足を容易に動かせるようになり、生活の質の向上に繋がるという。イブラヒムさんは手術直後に「フランケンシュタインのような姿になってしまうのでは」と非常に心配したそうで、当時のことをこのように振り返っている。

「手術後、全裸で目覚めたのを覚えています。手術が終わったのかどうかも分かっていませんでした。それでシーツを取ってみると、自分の見ているものが信じられませんでした。だって(麻酔で)眠りにつく前は普通に脚があって、目が覚めたら足が逆向きになっていたんです。」



イブラヒムさんはその後、さらに5か月ほど化学療法を受け、再び歩行できるようになるためのリハビリを受けた。手術後はかなりショックを受けたというが、現在は義足をつけてほぼ自立した生活を取り戻すことができたとして「非常に感謝している」と語っている。



そんなイブラヒムさんはTikTokで、義足でサッカーボールを力強く蹴ったり、膝の動きが特徴的なダンスを踊る姿を投稿しており、充実した毎日を過ごしているようだ。



画像は『New York Post 2023年5月2日付「I had my foot sewn on backward due to bone cancer ― it saved my life」(SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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