【海外発!Breaking News】寄生虫に感染した患者の胸部レントゲン写真に衝撃 卵のような形の無数の白い点!(ブラジル)
TechinsightJapan / 2023年5月7日 5時0分
![【海外発!Breaking News】寄生虫に感染した患者の胸部レントゲン写真に衝撃 卵のような形の無数の白い点!(ブラジル)](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/japantechinsight/japantechinsight_964872_0-small.jpg)
ブラジルの研修医が先月中旬、有鉤条虫(サナダムシの一種)という寄生虫の幼虫が人に寄生する「嚢虫症(Cysticercosis)」の感染患者の胸部のレントゲン写真をTwitterに投稿し、大きな反響を呼んでいる。ブラジルのニュースメディア『O GLOBO』などが伝えた。
ブラジル、サンパウロ州ボトゥカトゥの公立病院「Hospital Das Clínicas Botucatu」の研修医、ヴィトー・ボリン・デ・ソウザ氏(Vitor Borin de Souza)が先月16日、Twitterに投稿した1枚のレントゲン写真に注目が集まっている。
写真は「嚢虫症」に感染した患者のもので、慢性的な咳が2か月続いたため、レントゲン撮影を行ったところ、胸郭や腕全体に卵のような形をした無数の白い点が浮かび上がった。
嚢虫症は、有鉤条虫の虫卵で汚染された食品や水を摂取することにより感染し、消化管内で卵が孵化して幼虫となり、それが全身に広がって嚢虫へと発育する。また家族に有鉤条虫(成虫)の患者がいる場合にも、感染することがあるという。
主な症状としては、嚢虫が筋肉や皮下に寄生した場合はしこりができるだけだが、脳や目に寄生するとてんかんなどの神経症状や失明などを伴い、最悪の場合は死亡する。ただし嚢虫はやがて死滅してしまうため、成虫になることはないようだ。
ソウザ医師は、写真の患者について「嚢虫症の中でもかなり酷い症例」と述べたうえで、「白い点は嚢虫が死んで石灰化したもので、患者の健康に脅威を与えるものではなく、患者が不快でなければ問題はありません」と説明した。
なおこの投稿への反響はあまりにも大きく、ソウザ医師は写真を削除してしまったが、別のユーザーがSNSでシェアするなどして拡散し、次のようなコメントが寄せられた。
「これは怖い。」
「野菜はちゃんと洗わないとね。」
「ぞっとする。」
「見なければ良かった。」
「ここまで酷くなるのにどのくらいの時間がかかるのだろう。」
「本当に問題ないの?」
「私の咳も寄生虫が原因かしら。」
「この辺のレストランでは生野菜は大丈夫なのかな?」
「脳に寄生しなくて良かったね。」
嚢虫症の感染予防には、野菜などをよく洗い、手洗いを徹底するなど衛生面での配慮が大切で、万が一感染し、虫体が死滅していない場合には、患者の症状によって駆除薬、ステロイド、てんかん薬などを使用するという。
ちなみに過去には、米マサチューセッツ州ボストンに住む38歳の男性の脳から寄生虫が発見され、「神経囊虫症」と診断されていた。男性には激しいけいれん発作や意味不明の言葉を発するなどの症状があったという。
画像2枚目は『O GLOBO 2023年4月19日付「Raio X de paciente cheio de ovos de tênia pelo corpo viraliza; entenda o que é a cisticercose」(Foto:Reprodução/ Twitter)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
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