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【海外発!Breaking News】頭が2つあった! 頭部がつかえて難産で誕生した子牛に畜産家も「初めて」と驚愕(米)

TechinsightJapan / 2023年5月8日 5時0分

【海外発!Breaking News】頭が2つあった! 頭部がつかえて難産で誕生した子牛に畜産家も「初めて」と驚愕(米)

アメリカの経験豊富なある畜産家が今年3月、難産の末に産まれてきた子牛を見て目を疑った。子牛は体は1つ、脚は4本だったが、2つの大きな頭を持っている重複奇形だったのだ。英ニュースメディア『The Mirror』などが伝えた。

米ネバダ州で畜産農家を経営するレスリー・ヒューンウィルさん(Leslie Hunewill、38)は今年3月初め、雌牛のうちの1頭が難産で苦しんでいることに気が付いた。

そこで母牛の産道に手を入れ、子牛の状態を確認してみると、あることに気付いたという。

「母牛の産道に子牛の頭部と両前肢がのっているのが確認でき、子牛自体はそれほど大きな個体ではないように思えました。それなので、なぜ子牛がなかなか出てこないのか不思議だったのです。ただ子牛の頭の脇に、大きく腫れたような塊があるのが分かりました」と当時のことを語るレスリーさん。その時はまさか、子牛に頭が2つあるとは思いもせず、助産器具を使いできるだけの分娩介助を行ったそうで、このように続けた。

「最初は子牛の両前肢にチェーンをひっかけ、母牛の陣痛に合わせて手で引っ張りました。でもそれだけでは十分でなく、(牛の分娩を助ける器具の)助産ジャッキを使用して、男性2人で子牛を引っ張り出したのです。」

こうして難産の末に娩出された子牛は双頭だったが、辺りは暗く、強風で雪が降っており、レスリーさんは「産まれた子牛に何か異常があることは分かりましたが、頭が2つあることにすぐには気付きませんでした」と明かし、このように述べた。

「子牛の体は小さかったのですが、母牛の品種からすると妥当な大きさでした。でも頭部は異常な大きさで、初めは『もしかして頭が2つあるの?』と信じられず、状況を飲み込むまで時間がかかりました。予期していないものが突然目の前に現れたのですから、それは衝撃的でしたよ。」



なおレスリーさんは、ネバダ州とカリフォルニア州に牧場を持つ経験豊かな畜産家だが、双頭の牛を見たのは初めてで「高校で農学を教えていた教師の教室には、双頭の子牛の剥製があったのです。でもまさか私が一生のうちに双頭の子牛を見ることになるなんて考えもしませんでした」と驚きを隠せない。

レスリーさんが調べたところ、牛の出産でこのような重複奇形が起きるのは0.039%、2500分の1の確率だったそうで、「本来は発育初期の段階で1つの胚が2つに分離して一卵性の双子になりますが、この個体は胚が完全に分離することがなかったのです」と語った。

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