【海外発!Breaking News】米国内のフライトのはずが、ジャマイカに到着した乗客 フロンティア航空が謝罪(米)
TechinsightJapan / 2023年5月10日 19時18分
![【海外発!Breaking News】米国内のフライトのはずが、ジャマイカに到着した乗客 フロンティア航空が謝罪(米)](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/japantechinsight/japantechinsight_965817_0-small.jpg)
昨年11月、冬の寒いニュージャージー州からフロリダ州へ向かう予定だった乗客が、どういうわけかカリブ海に浮かぶジャマイカに到着してしまった。まるでコメディ映画『ホーム・アローン2』のような出来事を、米テレビ局『6abc Action News』や旅行系ブロガーサイト『One Mile at a Time』などが伝えている。
米ニュージャージー州グロスター郡在住のビバリー・エリス=へバードさん(Beverly Ellis-Hebard、年齢不明)は、所有するセカンドハウスがあるフロリダに行くため6週間に1回の頻度で飛行機を利用しており、自身を「旅慣れている」と称する。昨年11月6日も彼女は、最寄りのペンシルベニア州フィラデルフィア空港からフロリダ州ジャクソンビル空港行きのフロンティア航空の便に搭乗する予定だった。
ビバリーさんは、フロンティア航空のゲートに到着して「ジャクソンビル行き」と表示されているのを確認したという。その後、搭乗係員にトイレに行く時間があるか聞いたところ、「ええ、20分ありますよ」と言われたそうだ。ビバリーさんは当時、背中の手術から回復途中で歩行に時間がかかっていたようだが、トイレを済ませてゲートに戻った時は、すでに大方の乗客が搭乗しており、もうすぐゲートが閉まるというタイミングだったと述べている。
「搭乗しようとしたら、係員から旅行バッグがちょっと大きいようだと言われたので、搭乗口の手荷物サイザー(計測器)にバッグを入れたんです。その時に腕を擦って血が出ました。」
そのように明かしたビバリーさんによると、搭乗係員は「さあ早く、搭乗券をください」と急かし、さらに10歩ほど歩いたところで「ビバリー・エリス=へバードさんですよね?」と名前を確認してきたという。ビバリーさんが「そうよ! 今、搭乗券を渡したじゃない、それをスキャンしたのはあなたでしょう?」と答えると、「それならいいんです、では行きましょう!」と係員は慌ただしく彼女を飛行機に送り出したそうだ。
事態が思わぬ方向に行っていることにビバリーさんが気付いたのは、キャビンアテンダント(CA)に腕の傷の手当てをしてもらった時だった。
「ジャマイカに着陸したらリラックスできますからね」とCAに言われたビバリーさんは、思わず笑いながら「ジャマイカに行きたいのはやまやまだけど、私には住んでいるビーチがあるのよ」と答えた。
ところがCAは「当機はジャマイカ行きですよ」と述べ、その表情から冗談ではないことが明らかだった。乗務員がビバリーさんに伝えたところによると、ジャクソンビル行きはゲートが変更になったようで、ビバリーさんの乗った飛行機はジャマイカのモンテゴベイ空港に向かっていることが告げられた。
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