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【海外発!Breaking News】分娩中に頭を引っ張られた赤ちゃん、頭部がちぎれ死亡「動物のように扱われた」と母親(ブラジル)

TechinsightJapan / 2023年5月10日 21時0分

【海外発!Breaking News】分娩中に頭を引っ張られた赤ちゃん、頭部がちぎれ死亡「動物のように扱われた」と母親(ブラジル)

ブラジルで今月1日、産科医によって自然分娩中の赤ちゃんが頭を強く引っ張られた結果、死亡していたことが明らかになった。出産に立ち会っていた父親は「赤ちゃんの頭が引きちぎられた」と話しており、警察が捜査を進めている。英ニュースメディア『The Daily Star』などが伝えた。

ブラジル南東部ミナスジェライス州に住むラニエリ・コエーリョ・サントスさん(Ranielly Coelho Santos、34)は先月24日、同州ベロオリゾンテにある大学病院「Hospital das Clinicas da UFMG」に入院した。

すでに9歳の娘がいるラニエリさんは次女エマニュエリーちゃん(Emanuelly)を妊娠中で、入院当時は妊娠28週だったが、血圧が高いうえ浮腫が酷く、医師は今月1日に薬剤を使用して陣痛の誘発を行った。

そして分娩が始まると、産科医は女児の誕生の瞬間をラニエリさんの夫ヴィクター・ダ・シルヴァさん(Victor da Silva)に見せようと分娩室に呼び、そこで悲劇が起きた。

ヴィクターさんは「娘の頭が出てきた直後、医師らは娘の頭を両手で引っ張り、妻に力むように伝えました。しかし妻にそんな力は残っておらず、娘はなかなか出てこなかったのです」と当時のことを振り返り、このように続けた。

「すると分娩台の周りにはたくさんの人がやって来て、妻の身体を押さえて娘を引っ張り出そうとしたのです。妻は麻酔をかけられ意識を失い、娘が出てくると、頭が引きちぎられていました。」

ショック状態のヴィクターさんは、警備員らによって分娩室から連れ出されたそうで「娘の頭が出てきた時、瞬きをして口を動かすのが見えました。娘は分娩時、確かに生きていたのです」と証言しており、夫妻はその後、病院を相手に訴訟を起こす決意を固めたという。

夫妻の弁護士ジェニファー・ヴァレンテさん(Jennifer Valente)は「これは医療ミスというだけでは済まされない問題です。赤ちゃんの命が奪われただけでなく、母親の命も危なかったのですから」と述べ、次のように説明した。

「医師らに押さえつけられたラニエリさんの身体には多数の青あざが残っています。またラニエリさんは産道が狭く、自然分娩に耐えられない状態だったようなのです。病院側のミスが立て続けに起きたことが今回の悲劇につながったのです。」

なお亡くなったエマニュエリーちゃんは出産前、肺に問題があることが判明しており、出産を乗り切ることができない可能性もあったそうだ。しかしこの件について調査を始めた警察によると、夫妻は病院でソーシャルワーカーにこう言われたという。

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