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【海外発!Breaking News】飼い主の死後、行き場を失った犬 ぬいぐるみを咥えて雨の中をさまよう(米)<動画あり>

TechinsightJapan / 2023年5月30日 16時15分

【海外発!Breaking News】飼い主の死後、行き場を失った犬 ぬいぐるみを咥えて雨の中をさまよう(米)<動画あり>

ぬいぐるみを口に咥え、雨の中をさまよい歩く1頭のジャーマン・シェパードが、米デトロイト市にて目撃された。この犬は飼い主の死後に誰からも保護してもらえず、数か月も路上生活を続けていた。現在は動物保護団体に保護され、新しい家族が見つかるまで優しいボランティアの家で過ごしていると、米ニュースメディア『FOX 2 Detroit』などが伝えた。

4月30日、雨の中をぬいぐるみとともに悲しそうに歩く、1頭のジャーマン・シェパードの写真がFacebookに投稿され、大きな話題を呼んだ。この写真を目にした複数の動物保護団体が協力してこの犬を保護することになり、5月2日午前10時半から捜索を開始したが、なかなか犬の姿を見つけることができなかった。

近所の人に聞き込みを行うと、この犬はメスであるものの、男性名である“ニコラス(Nicholas)”と呼ばれていることが分かった。数か月前に飼い主が亡くなってしまい、近所の人にエサをもらいながら路上生活を続けているという。時間は掛かったもののようやく翌日に迷子ペットの里親探しを行う団体「South Lyon Murphy Lost Animal Recovery」がニコラスを見つけ、保護することができた。

ニコラスは名前を改め、女性名である“ニッキー(Nikki)”と名付けられると、その日の夜に別の動物保護団体「Almost Home Animal Rescue」に引き渡された。それから動物病院へ運ばれて獣医の診察を受けると、避妊手術を受けておらず、長い間獣医の診察を受けていなかった様子で、両耳に感染症、犬糸状虫という寄生虫の感染(フィラリア症)、さらに肝臓にも問題があることが確認された。

長い路上生活のため体が汚れ切っていたニッキーのため、地元のトリミングサロン「Sugar Mutts Grooming」のオーナーであるクリスティーナ・トンプソンさん(Kristina Thompson)が、ニッキーのトリミングを申し出てくれた。「以前にも『South Lyon Murphy Lost Animal Recovery』が保護した、犬の“マーフィー(Murphy)”をトリミングしたことがありました。ニッキーがぬいぐるみを咥えて歩く写真を見て心を痛めていたので、何かお手伝いができたらいいなと思っていたのです」と、クリスティーナさんはコメントしている。

現在ニッキーは、約4週間かかる寄生虫感染の投薬治療を受けている最中だ。この期間はボランティアの家で保護されており、今後は新しい家族を見つけるための里親探しを行う予定だ。

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