【海外発!Breaking News】「私は刑務所で生まれた」18歳女性、今秋から全額支給奨学金で名門ハーバード大学へ(米)
TechinsightJapan / 2023年5月29日 21時0分
![【海外発!Breaking News】「私は刑務所で生まれた」18歳女性、今秋から全額支給奨学金で名門ハーバード大学へ(米)](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/japantechinsight/japantechinsight_969721_0-small.jpg)
「私は刑務所で生まれた」―そんな始まりのエッセイで、米名門「ハーバード大学」に出願したテキサス州モンゴメリー郡の18歳の女性が今秋、同大学に進学する。父親に育てられた女性を成功に導いたのは、自らの努力と地域コミュニティの力強いサポートだったという。モンゴメリー郡コンロー市のニュースメディア『The Courier』などが伝えている。
オーロラ・スカイ・カストナーさん(Aurora Sky Castner)は18年前、米テキサス州ガルベストン郡の刑務所に収監されていた母親から誕生し、生まれてすぐに父親に引き取られた。
双極性障害を抱えていた父親に育てられたオーロラさんは、シングルファーザー家庭で決して裕福とは言えず、同州モンゴメリー郡内で引っ越しを繰り返したが、幼い頃から成績は常にA(日本の5段階評価の5)で読書が大好きだった。そして8歳の時、通っていたコンロー市内の小学校が、学区組織が運営する「メンタープログラム」を通じてモナ・ハンビーさん(Mona Hamby)を紹介。この出会いがオーロラさんの運命を変えた。
メンタープログラムとは、オーロラさんのような若者と地域のボランティアを繋ぎ、学校を卒業するまで週に一度、30分間の昼食を共にするという学区内の取り組みで、学校生活から私生活に至るまで様々な面でアドバイスやサポートが提供される。
自らも母親を知らずに育ったというモナさんは、同じように母との関わりを持たずに育ったオーロラさんとの出会いについて、次のように語っている。
「まず私は、彼女について書かれた1枚の紙をもらったの。そこには『私のヒーローは公民権運動活動家のローザ・パークス。好きな食べ物はチェーン店、デイリークイーンのタコス。そして読書が大好き』と書かれていてね。とても頭のいい子だと思ったわ。私は今でもその紙を持っているのよ。」
当時8歳だったオーロラさんは、モナさんに「私は刑務所に行ったことがある」と話をしたそうで、モナさんは「まさか、何かの間違いでしょう」と言い返したという。実際のところ、オーロラさんが実母と話をしたのは14歳の時に一度だけだったそうだが、モナさんはすぐに「この子とは週に1回の食事だけでは足らない。私にはもっと時間が必要」と悟ったという。
こうしてモナさんは、オーロラさんの眼鏡を作ったり、初めての美容院に連れて行ったりと積極的に関わるようになり、歯科医や矯正歯科医、地域のリーダーたちもオーロラさんのデンタルケアの手助けをしたり、サマーキャンプの手配をするなどしてサポートに尽力した。
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