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【海外発!Breaking News】ロットワイラーから子供4人を守ったミニチュア・ピンシャー、自らの命を犠牲に(ブラジル)

TechinsightJapan / 2023年6月19日 19時33分

【海外発!Breaking News】ロットワイラーから子供4人を守ったミニチュア・ピンシャー、自らの命を犠牲に(ブラジル)

ブラジルのある家庭で飼われている犬が、自らの命を犠牲にして4人の子供を大型犬の攻撃から守るために立ち向かった。ブラジルの動物情報ニュースメディア『Amo Meu Pet』などが伝えている。

ブラジルのエスピリト・サント州リンハレスで先月25日、4人の幼い子供がドイツ原産の大型犬「ロットワイラー」に襲われそうになった。しかしこの危険な状態から子供たちを救ったのは、ドイツ原産の小型犬「ミニチュア・ピンシャー」の1歳になる“ビリ(Bili)”だった。当時、ビリは3歳から7歳までの4人の子供たちと一緒に外で遊んでいたが、そこへ突然ロットワイラーが近づいてきた。

子供たちの危険を察知したビリは、ロットワイラーに果敢に立ち向かった。しかし小さな体のビリが自分の何倍もの大きさがあるロットワイラーを打ち負かすことは難しく、子供たちを守ることはできたものの、ビリはロットワイラーの攻撃を受けてその場に倒れてしまった。

犬の鳴き声に気づいたビリの飼い主であるアデラルド・ベルガモさん(Aderaldo Bergamo)は、外に飛び出すとグッタリしているビリを見て、すぐに動物病院へ連れていった。しかしビリは、負った傷により心肺停止に陥り、息を引き取った。

1年間、家族同様にビリと過ごしてきたアデラルドさん家族は、大きな悲しみに打ちひしがれた。

ビリを襲ったロットワイラーは近所の住人が飼っている犬で、常に放し飼いにされていたそうだ。普段は飼い主が所有する土地で自由に動き回っているものの、時々アデラルドさんの敷地にやってくることがあったという。

アデラルドさんは、ブラジルのネットメディア『G1』のインタビューに応じ「このロットワイラーには、すでに4、5人が噛まれている」と明かし、このように続けた。

「今回、子供たちがうちの庭で遊んでいると、ロットワイラーがとても興奮した状態で近づいてきたようです。ビリは子供たちと一緒に遊んでいたのですが、ロットワイラーが近づいてくるのを見て果敢に立ち向かっていきました。幸いにも子供たちはビリが襲われている間、両親が助けにきたため無事でした。」

「ビリは子供たちを救うため、自らの命を犠牲にしたのです。ビリは立派なヒーローでした。とても悲しい話ですが…。私は何度も『あの犬には気を付けるように』と飼い主に忠告したんですよ。結局、ビリは亡くなってしまった。ひどい怪我だったのですが、私たちは経済的な理由で何もすることができなかったのです。」

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