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【海外発!Breaking News】世界遺産の島で人を恐れないディンゴ急増 女性の臀部を噛み、水中に子供を引きずり込む(豪)<動画あり>

TechinsightJapan / 2023年6月23日 21時2分

【海外発!Breaking News】世界遺産の島で人を恐れないディンゴ急増 女性の臀部を噛み、水中に子供を引きずり込む(豪)<動画あり>

オーストラリア東部クイーンズランド州にあるガリ(旧フレーザー島)で今月16日、10歳の男児が野生の犬、ディンゴに襲われて海中に引きずり込まれた。この事故の数週間前には、20代のフランス人観光客がビーチでディンゴに臀部を噛まれて怪我をし、当時の動画が公開されて衝撃が広がっている。英ニュースメディア『The Mirror』などが伝えた。

豪クイーンズランド州にある世界最大の砂の島「ガリ(K’gari)」は、世界遺産にも登録され観光客に人気が高い。ところが最近、野生の犬ディンゴによる事故が多発しており、同州の公園を管理する「クイーンズランド・パークス・アンド・ワイルドライフ・サービス(以下、QPWS)」などが注意を呼びかける事態となっている。

今月16日の事故では、島の西側にある海沿いのキャンプ場近くを歩いていた10歳男児が襲われ、肩を噛まれたまま水中に引きずり込まれた。幸いにも近くにいた12歳の姉によって助けられて命に別状はなかったが、肩と腕の咬傷で手当てを受けたという。

男児を襲ったディンゴは現在、QPWSの監視下に置かれているそうで、レンジャーたちは「私たちの仕事は自然を愛し、生涯をかけて野生動物の保護に従事すること。健康な在来種のディンゴの安楽死は安易に行うべきでない」という方針を貫いているという。

それでもQPWSは今月初め、別のディンゴを安楽死処分しており、その理由について「7歳男児、42歳女性、20代のフランス人観光客を襲ったため」と明かしている。

同州環境科学局(Department of Environment and Science、以下DES)によると、フランス人観光客が襲われたのは今年4月か5月だったそうで、このたび公開された当時の動画では、3頭のディンゴが多くの人で賑わうビーチを我が物顔でうろつく様子が映し出されていた。

事故を起こしたのはその中の1頭で、ビーチでうつ伏せになって日光浴を楽しむ女性のそばまで行くと軽く臀部を噛んだ。驚いた女性が立ち上がって逃げようとすると、再度ガブリと噛みつき、女性は悲鳴をあげていた。



ディンゴによる事故が多発していることを受け、QPWSのレンジャーであるダニエル・マンスフィールドさん(Danielle Mansfield)は「ディンゴが人間を恐れなくなっている」と指摘し、次のように述べた。

「ディンゴは人間に重傷を負わせることが可能で、これまでにも多くの大人や子供が被害に遭っています。たとえディンゴの姿が見えなくても、大人たちは常に子供たちを監視しておく必要があるのです。」

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