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【海外発!Breaking News】赤ちゃんポストに託された女児、扉を開けた消防士が“運命”を感じて養子に(米)<動画あり>

TechinsightJapan / 2023年6月27日 21時2分

【海外発!Breaking News】赤ちゃんポストに託された女児、扉を開けた消防士が“運命”を感じて養子に(米)<動画あり>

米フロリダ州マリオン郡の消防署にあるベビーボックス(赤ちゃんポスト)に今年1月、生後間もない女児が託され、4月に養子縁組が成立した。女児を養子として迎えたのは、ベビーボックスの扉を開けた消防士の男性で、妻との間に10年間、子供ができずにいたという。新生児を警察署や消防署などに匿名で引き渡すことを認めるアメリカの法律「セーフ・ヘイブン・ロー(Safe Haven law)」のもと、ベビーボックスが繋いだ女児と男性との運命の出会いを、アメリカの朝の情報番組『TODAY』などが伝えた。

フロリダ州マリオン郡オカラで消防士として働く男性(名前は明らかにされず)は1月2日午前2時、消防署のベビーボックスに赤ちゃんが託されたことを知らせるアラーム音で目が覚めた。

2020年に設置されたベビーボックスはそれまで一度も利用されたことがなく、男性は「何かの間違いではないか」と思ったそうだが、ベビーボックスの扉を内側から開けると、ピンクのブランケットに包まれた生後間もない赤ちゃんが目に飛び込んできた。

男性は当時のことを「その女の子はくつろいでいて、そばには小さな哺乳瓶が置いてあった。そして僕が抱き上げると、目と目が合ってね。その瞬間、『この子だ!』と直感した。僕は一瞬で恋に落ちたんだ」と振り返る。

実はこの男性、妻と不妊治療を始めて10年になり、フロリダ州で養子縁組をするための研修や登録も済ませていた。そして女児を見た瞬間に「養子にしたい」と運命を感じ、「妻も同じように思うに違いない」と確信したそうだ。

男性は「妻を起こすのは気が引けたから、すぐには電話をしなかった。でもあの瞬間、僕の中で歯車が動き出したんだ」と明かしており、そのまま女児と一緒に病院へ行き、手紙を預けたという。

男性はその手紙に、不妊治療の経過や子供が欲しいこと、養子縁組の準備ができていることなどを綴ったそうで、「その後はもう気が気でなかった。やっとのことで妻に連絡すると、彼女は泣き始め、『期待を持ち過ぎないように』と諭したほどだった」と当時のことを語っている。

そんな夫妻の思いを知っていたかのように、女児は新生児集中治療室で健康チェックなどのために2日過ごすと、1月4日には夫妻のもとにやってきた。そしてゾーイ(Zoey)と名付けられ、今年4月には夫妻との養子縁組が正式に成立したのだった。

病院の医師は当時、「ゾーイちゃんのへその緒は靴紐で結ばれていた。おそらく誕生後、12時間も経っていなかっただろう」と話したそうで、男性はゾーイちゃんとの運命の出会いについて「神様の助けがあったから」と信じているという。

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