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【海外発!Breaking News】体重3トンのゾウが前脚で倒立 健康維持のために毎日“ヨガ”を行う(米)<動画あり>

TechinsightJapan / 2023年6月30日 14時45分

【海外発!Breaking News】体重3トンのゾウが前脚で倒立 健康維持のために毎日“ヨガ”を行う(米)<動画あり>

米テキサス州にある動物園で、“ヨガ”をする珍しいゾウの姿が撮影された。片脚を上げたりしてポーズを取るゾウ達だが、なかには前脚2本と鼻を使って倒立の状態になり、3トン近い自身の体重を支えて器用にバランスを取るゾウもいる。この“ヨガ”はゾウ達の健康維持や体調チェックに役立っていると、米ニュースメディア『Chron』などが伝えた。

お尻を天に突き上げ、鼻で支えながら逆立ちをしているのは、米テキサス州ヒューストンにあるヒューストン動物園(Houston Zoo)で飼育されているゾウの“テス(Tess)”だ。同園でゾウ担当のマネージャーを務めるクリステン・ウィンドルさん(Kristen Windle)は、「テスは一番柔軟性のあるゾウですよ」と話す。

「アメリカ動物園水族館協会(Association of Zoos and Aquariums)」に認定された施設は、ゾウの運動計画を立てることが義務付けられている。その運動計画は施設ごとに異なると言い、ヒューストン動物園ではゾウが前脚や後ろ脚を持ち上げたり、2本の脚でバランスを取ったり、寝転がることも含まれている。こうした動きは、ゾウが野生で見せる行動に似ているという。クリステンさんは「野生のゾウはポーズを取るわけではありませんが、何かに登ったり、横になったり、立ち上がったり、背中に何か(砂など)を投げつけたりします。同園のゾウがしていることは、そういった自然な動きの一部なのです」と語る。

同園ではゾウ達に運動させる目的以外にも、健康チェックの一環として毎日こうした“ヨガ”を行っているという。1回のセッションは30秒から5分と様々で、高齢のゾウは関節が硬くならないように一日2回行うこともあるそうだ。

飼育している12頭の中でも倒立ができるのはテスだけで、テスは6500ポンド(約2.94トン)もある自身の体重を前脚2本と鼻で支え、数秒間ポーズを取ることができる。ゾウ達の“ヨガ”の様子を捉えた動画には、片方の後ろ脚を伸ばしたり、前脚を上げたり、鼻を丸めてポーズを取るような姿が確認できる。



クリステンさんは「ゾウ達が“ヨガ”をしている間に、皮膚や足、口などをチェックしています。この他にも可動域や体の動かし方を見ることにより、ゾウ達が何を感じているのかを正確に把握することができるのです」と説明する。

飼育員の合図に従い、手馴れた様子でポーズを取るゾウ達だが、生まれてからすぐにトレーニングを受けることで、スムーズに飼育員の合図に応じることができるという。

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