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【海外発!Breaking News】寝室で銃を見つけて発砲した2歳男児、妊娠中の母親が背中を撃たれて死亡(米)

TechinsightJapan / 2023年6月29日 16時27分

【海外発!Breaking News】寝室で銃を見つけて発砲した2歳男児、妊娠中の母親が背中を撃たれて死亡(米)

米オハイオ州の民家で今月16日、妊婦が銃で撃たれて死亡する事件が発生した。発砲したのは妊婦の2歳になる息子で、引き出しの中から銃を見つけて発砲し、母親の背中に命中してしまった。妊婦はすぐに病院に運ばれて緊急帝王切開術を受けたが胎児は助からず、のちに妊婦も死亡したという。米ニュースメディア『CBS News』などが伝えている。

今月16日午後1時11分、米オハイオ州ノーウォーク警察に「息子に拳銃で撃たれた」という通報が入った。通報をしたのは被弾したローラ・イルグさん(Laura Ilg、31)で、「ショック状態で息ができない」と必死に助けを求める通報を受け、警察官は3分後に現場に駆けつけた。

ローラさんは撃たれながらも意識があったようで、「2歳の息子が寝室のベッドサイドテーブルから装填された銃を見つけてしまい、誤って発砲して背中を撃たれた」と説明できる状態だった。

妊娠33週だったローラさんはすぐに近くの病院「Fisher-Titus Medical Center」へ搬送され、緊急帝王切開術を受けた。医師たちは母子を救うために尽力したが、通報から1時間も経たないうちに胎児の死亡が確認され、その3時間後にはローラさんも亡くなってしまった。

事件当時、ローラさんの夫で海兵隊員のアレク・イルグさん(Alek Ilg)は勤務中で、ローラさんは警察に通報する前にアレクさんに電話して助けを求めていた。その後、アレクさんも緊急通報番号の911に電話し、「妻が息子のことで何か叫んでいて、911に電話してほしいと言われたんです」と話していたことが明らかになっている。

2歳男児が発見した銃はアレクさんのもので、普段からベッドサイドテーブルの上に置かれていたという。その部屋は常に施錠されており、また家の中にはベビーゲートが設置されていたため、男児が寝室に入ることができないようになっていたはずだった。

しかし事件が起きた日は、いくつかのベビーゲートが開いていたそうで、当時のローラさんは寝室で洗濯物を干していたとされており、寝室のドアを開けたままにしていた。警察では、ローラさんの気付かない間に後をついてきた男児が発見した銃で遊び始め、母親の背中に向けて発砲したと推測している。

警察は、ローラさんの自宅から銃弾が装填された散弾銃とライフル銃が見つかったことを公表しており、ノーフォーク警察のデイヴィッド・スミス署長(David Smith)は「言葉では言い表せないほど胸が張り裂けそうな悲しい事件であり、その心の痛みは想像を絶するものです」と声明を発表した。また銃について、鍵をかけて保管し、決して弾を込めたまま放置しないように呼びかけた。

今回の事件が各メディアに報じられると、「なんて悲しい事件なんだ」「こんな事件が起きるのはアメリカだけだよ」「防ぐことができたはずの事件だよ」「装填したままの銃を置いておくのはよくない」といった声が相次いだ。

ちなみに昨年3月には米ミズーリ州で、12歳と14歳の従兄妹がライブ配信中に遊んでいた銃が暴発し、死亡するという事故が発生していた。

画像は『Metro 2023年6月24日付「Pregnant mum and unborn baby die after her 2-year-old son shoots her in the back」(Picture: obituaries.norwalkreflector.com)(Picture: ABC 7)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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