【海外発！Breaking News】米LAのリトルトーキョーで大パニック！ 武装したカーチェイス犯が逃走＜動画あり＞

買い物客や旅行者で賑わう米ロサンゼルス・ダウンタウンのリトルトーキョーに、武装したとされる人物が警察に追われて逃げ込んだため、周囲が一時騒然となった。米ニュースメディア『KTLA』『FOX 11 Los Angeles』などが伝えた。

現地時間1日午後5時半頃、週末のロサンゼルスで1台の白いメルセデス・ベンツが警察の追跡を受けていた。報道によると、乗っている複数名は警察官に対して凶器を用いた暴行を働いた容疑で指名手配され、当初はロサンゼルス郡保安局らを相手に、ロサンゼルスの高速道路で激しいカーチェイスを繰り広げていたという。

この逃走劇は、地元テレビ局「KTTV」の報道ヘリが実況付きで上空からずっと追っていた。ベンツはしばらくの間、時速100マイル（時速約160キロ）前後の猛スピードで高速道路のほかの車の間を縫って走っていたが、やがて一般道に降りて逃走を続けた。

その後、ベンツはサウス・セントラル・アベニュー（S Central Avenue）を北上し、信号交差点を左折してファースト・ストリート（First Street）に進入したが、ここでクリーム色のフォルクスワーゲン・ビートルと出会い頭で衝突した。この交差点は、リトルトーキョーのショッピングモール「日本村プラザ」の角に位置し、ランドマークの赤いやぐらが建っている場所になる。犯人らは事故で右前方を破損したベンツをこのやぐらの前に乗り捨て、今度は多くの買い物客が行き交う日本村プラザのなかに猛ダッシュで逃げ込んでしまった。

容疑者が武装している可能性があったため、現場の警察官らは日本村プラザの小売店舗やレストランの従業員や客に向けて、容疑者に近づかないよう警告したが、このアナウンスを聞いた人々がパニックに陥り、出口に向けて一目散に走り出した。まるで怪獣映画のワンシーンのように人々が逃げ惑う様子を、実況カメラは捉えている。

現地時間午後6時20分頃には、在ロサンゼルス日本国総領事館も在留邦人に向けて、付近に近づかないよう注意を喚起する緊急メールを配信した。

米ニュースメディア『The US Sun』がロサンゼルス市警にコメントを求めたところ、捜査はまだ進行中であり、現地時間午後7時48分の時点で警察官は容疑者の捜索を続けていると回答があった。またその後、容疑者2人が拘束され、残りはまだ逃走中であると報道されたが、事件は現地時間2日深夜の段階でも捜査が続けられており、当局からは詳細な説明や発表は出ていない。