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【エンタがビタミン♪】ハリー杉山、「映画が僕に自信をくれた」「映画は究極の喜怒哀楽」。東京国際映画祭は「心を“まっぱ”にして観て」<ロングインタビュー>

TechinsightJapan / 2014年10月22日 21時50分



■人生のターニングポイントで映画が教えてくれたこと
──なるほど。これまでに映画からいろいろな影響を受けてこられたのですね。
ハリー:そうですね。自分の人生のターニングポイントで指針をもらった作品がいくつかあります。その中のひとつですが、『炎のランナー』では人種差別というテーマがあるんですが、僕もロンドンにいたときそれを感じていました。僕にはちょっとしたコンプレックスが10代の頃にあって、自分は何を信じればいいのかな、自分は何をすればいいのかなと悩んでいたときに、“自分の信じることをとことんまっとうするべきだ”というメッセージをこの映画からもらいました。自分に自信をくれた映画です。TIFFの作品が、皆さんの人生のターニングポイントになってもらえたらいいですね。

■30歳を機に映画に出演したい
──それだけ映画がお好きですと、ご自身で出演されたいと思いませんか。
ハリー:それはもちろん思いますよ。僕は感受性がものすごく強いんですが、表現力という点ではそれを形にできるのか不安ですね。(現在している)情報を消化して伝達するだけでなく、自分が(表現者として)そのままストレートに喜怒哀楽を伝えるというのは、いつか必ず通る道だと思っています。子どもの頃からずっとやりたかったのですが、30歳を迎える新たなステップとして考えています。



──これまでさまざまな国に触れてきたハリーさんですが、映画祭を東京で開催するということについては、どう感じていらっしゃいますか。
ハリー:先週イギリスに行って、母校で話をする機会がありました。驚いたのは、12人の生徒のうち10人が日本に来たことがあったことです。今、日本は外国から来る人がどんどん増えていて、東京オリンピックが開催される2020年には2,000万人になるのではないかとも言われています。海外からの日本への興味は相撲、アニメ、忍者だけでなく、どんどん(いろいろなジャンルで)日本を求めていると思います。TIFFは世界に東京、いや日本の存在をさらに理解していただく素晴らしい機会だと思います。

■“まっぱ”になって感じてほしい
──最後にTIFF“フェスティバル・ナビゲーター”のハリーさんから読者の皆さんへメッセージをお願いします。
ハリー:映画は究極の喜怒哀楽を味あわせてくれるものです。今回のTIFFのアゼルバイジャンの作品『ナバット』を観ても、香りなど五感が伝わってくる作品で、すごくリアルなんですよ。肌で感じることができるんです。それを自分の人生の燃料として、たとえば自分にとって大切な人とどういう風に触れ合うかとか、人生をどういう風に歩んでいくべきかとか、自分を変えさせてくれる作品がたくさんあります。皆さんにも、変な先入観を持たないで、“まっぱ”になって感じてほしいです。

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