1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

【海外発!Breaking News】痒みや目やにが続いた3歳男児のまつ毛にアタマジラミ! 海ぶどうのような卵も発見(中国)

TechinsightJapan / 2023年7月9日 5時0分

【海外発!Breaking News】痒みや目やにが続いた3歳男児のまつ毛にアタマジラミ! 海ぶどうのような卵も発見(中国)

眼科の症例報告を集めたアメリカの学術誌『American Journal of Ophthalmology Case Reports』の9月号に掲載された、中国の3歳男児の非常に珍しいケースが注目を浴びている。男児が感染したのは人間の血を吸うアタマジラミで、まつ毛に寄生して卵を産んでいたという。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えた。

中国・河南省鄭州市に住む3歳男児が、右目の痒みと異常な量の目やに(分泌物)に1週間以上悩まされ、鄭州大学第一附属医院の眼科を訪れた。

男児の右目は当時、腫れて充血しており、両親は医師に「息子は砂遊びが大好きで、よく汚い手で目をこすっていた。祖母は硬貨を使い、男児の瞼の表面についた塊を削り落としていた」と話したという。ただし男児にはアレルギーや全身性疾患はなく、両目の視力は正常だった。

こうして行われた細隙灯顕微鏡検査で明らかになったのは、半透明の寄生虫が数匹、右上まつ毛に沿うように這いつくばっていたことで、まつ毛の根元には黄色い分泌物にまみれた多数の卵(ニッツ)を確認したという。



その後の検査で、この寄生虫はアタマジラミと判明。医師は男児の右目のまつ毛を短く切り、患部を消毒すると薬を処方した。

なお男児がいつアタマジラミに感染したのかは明らかにされていないが、アタマジラミは通常、頭皮の表面で発育し、まつ毛への感染は非常に珍しいという。医師は「アタマジラミに感染し、目の痒みや尋常でない目やになどの症状が出た場合、まぶたの縁の炎症である眼瞼炎やアレルギーと間違えやすい。しかしそのまま放置すると、痛みや視力の低下につながる」と説明し、「男児のケースでは、2週間後の検査で異常は確認されなかった」と述べた。



幸いなことに女きょうだいを含む家族への感染はなかったが、男児がアタマジラミに感染した際の写真を見ると、まつ毛に海ぶどうのような卵が多数張り付いているのが分かり、このニュースには次のようなコメントが寄せられた。

「背筋がゾッとする。」
「かわいそうに。」
「顕微鏡で見なくても分かるよね? 両親はもっと早く気付かなかったのか?」
「衛生環境がよほど悪いのだろう。」
「家族が感染しなくて良かったね。シラミの感染は面倒だからね。」
「昔はよくアタマジラミが問題になったけど、さすがに目の感染は聞いたことはないな。」

ちなみに2020年には米ジョージア州で、12歳女児がシラミ症を放置したことによる合併症と思われる症状で死亡していた。女児は鉄欠乏性貧血に陥り、心臓に過度の負担がかかった可能性が高いという。

画像は『New York Post 2023年7月7日付「Disturbing photos show lice nesting in 3-year-old’s eyelashes」(Elsevier Inc.)(San Martin Gilles)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください