【海外発!Breaking News】ペットのワラビー、米オクラホマの田舎でピョンピョン逃亡<動画あり>
TechinsightJapan / 2023年7月10日 13時44分
米オクラホマ州の片田舎ブランチャード市で、現地時間5日から珍しい捜索活動が繰り広げられた。捜していたのはカンガルーの仲間、ワラビーだ。ペットとして飼われている“ルー(Roo、オス1歳)”が、飼い主の不在時に行方不明になってしまったという。捜索の様子、そして結末を同州のテレビ局『KOKH-TV』『KFOR-TV』などが報じた。
「なんてこった、困ったことになったぞ」と、飼い主のギル・ギルブレスさん(Gil Gilbreath)は、ルーが逃げたと知らされた時の心境を語った。
ギルさんはルーを裏庭の柵の中で飼育していた。そこはふれあい動物園として、自身が通う教会の人たちに開放することもあるという。現地時間5日の朝、ギルさんはルーが柵の中にいることを見届けて仕事に出かけたが、昼頃に「ルーを目撃した」という知らせを受け、頭を抱えてしまった。
米オクラホマ州の州都オクラホマシティから南に50キロ、車で1時間ほどのところにあるブランチャード市は、町の中心地以外は広大な牧草地がどこまでも続くのどかな田舎だ。近隣の住民、といってもギルさんの家から1キロほど離れた場所に住んでいる人が、自分の庭で飛び回っているルーを見かけたことで逃亡が発覚したという。その後もルーはブランチャード市内で目撃されたが、逃げるのが上手なルーを捕獲するのは容易ではなかった。
寄せられた目撃情報などから、州道76号線沿いの町はずれの鬱蒼とした森にルーは逃げ込んだとギルさんは考えていた。約4フィート(約122センチ)の大きさのルーは、灌木の茂みに隠れるのが好きなのだそうだ。
ブランチャード警察はドローンを使って捜索を続けた。また「ブランチャード動物管理局(Blanchard Animal Control)」のリーズル・ウェルさん(Liesl Welu)も現場に駆けつけたが、「ルーを開けた場所におびき出して、みんなで彼を囲むことができたら、網を投げることができるのですが」と述べ、見つけ出さないことには打つ手がない状況だった。
それにしても、どのようにしてルーは逃げ出したのだろうか。柵をジャンプした可能性もあるが、おそらくは飼い犬が柵のゲートのところで遊んでいる時に留め金が外れてしまい、「そこから出ていっただろう」とギルさんは考えている。
ブランチャード市職員のダイアナ・ダニエルズさん(Diana Daniels)によると、ワラビーはカンガルーに似ているが小型で、攻撃性はほとんどないが、追い詰められるとキックすることもあるという。ギルさんも、ルーは内気だが「少し気難しいところがある」と語った。さらに、まだルーを飼い慣らす途中だったため「見つけても捕まえるのは難しいと思う」と話していた。
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