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【海外発!Breaking News】アメリカン航空機、ドアが落下して欠航に 原因は空港のボーディングブリッジ崩壊(アイルランド)

TechinsightJapan / 2023年7月13日 15時10分

【海外発!Breaking News】アメリカン航空機、ドアが落下して欠航に 原因は空港のボーディングブリッジ崩壊(アイルランド)

アイルランドのダブリン空港で現地時間9日、アメリカン航空のボーイング787-8型機に接続していたボーディングブリッジが突如崩れ落ち、同機のドアがこれに巻き込まれて剥ぎ取られてしまった。この事故で米フィラデルフィア行き723便が欠航となり、多くの旅行者がダブリンで足止めされた。アイルランド紙『Irish Times』『The Irish Sun』や航空メディア『Paddle Your Own Kanoo』などが伝えている。

報道によると、この飛行機(登録番号N812AA)は9日の正午前に米シカゴからダブリン空港に到着した後、折り返しフィラデルフィア行き723便として午後1時55分の定刻出発に向けて準備をしているところだった。

SNSでシェアされた画像では、ボーディングブリッジが機体まで伸びたままの状態で、高さを調整する脚部がいちばん低い位置まで下がっているのが確認できる。アメリカン航空の機体のほうは、搭乗時に使用する左側の2番目のドアが蝶番の部分からきれいに無くなっており、大きなドアは地面に落下していた。

ボーディングブリッジが何らかの故障を起こしてドアごと落下した時、飛行機には乗客や乗務員もおらず、同空港を運営するダブリン空港公団(DAA)の声明では、負傷者の報告はないという。



この事故の影響で、9日のフィラデルフィア行き723便はキャンセルとなった。

アメリカン航空は今夏、ダラス、シカゴ、シャーロットそしてフィラデルフィアの4都市からダブリンへ運航しているが、欠航が決まった時、ほかの3便はすでに出発していた。ダブリン空港はピークシーズンを迎えており、自社他社含めて当日中にアメリカに行くフライトに予約の変更ができた乗客はそれほど多くはなかっただろう。アメリカン航空の声明によれば、代替機がダブリンに送られ、乗客は翌10日の午後5時に振替便AA9600でダブリンを発ってフィラデルフィアに向かったという。

運輸系オピニオンサイト『Jalopnik』は、ボーディングブリッジの落下事故は非常に稀であると報じた。しかしながら、今年4月にジョージア州アトランタ国際空港でボーディングブリッジが故障して15フィート(約4.5メートル)落下し、空港職員数名が負傷している。また2018年にはメリーランド州ボルチモア・ワシントン国際空港でボーディングブリッジが故障し、6人が負傷した。この時は救急隊員が、到着したばかりのフライトで怪我した乗客を救護している最中だった。

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