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【海外発!Breaking News】「私の命を終わらせて」末期がんの妻に懇願されて殺害した夫、釈放後に墓前へ(キプロス)

TechinsightJapan / 2023年8月6日 5時0分

「彼女は私にとって、単なる妻ではなく親友でもあったのです。殺すと決めたのは、私ではありませんでした。私は彼女をとても愛していて、今でも愛してます。あの日、私たちがどんな風だったか…。こんなことは誰にも経験してもらいたくありません。自分ひとりでじゅうぶんです。」

事件があった日、ジャニスさんから泣きながら「命を絶ってほしい」と言われたハンターさんは一旦、妻を落ち着かせようとした。コーヒーを淹れるためにキッチンに向かうと、なおもジャニスさんの泣き叫ぶ声が聞こえてきたという。ハンターさんは法廷で、殺害の瞬間を涙ながらにこう語っている。

「妻の方を振り向くと、彼女はまだ泣いていました。次の瞬間、私は彼女の鼻と口を手で覆っていました。全てが終わった時、彼女の顔は灰色に変わっていて、いつもの妻の顔でなくなっていました。」

また、ハンターさんの弁護士から「殺人ではなく自殺幇助である」との主張もあり、最終的に殺人罪ではなく、より刑の軽い過失致死罪で有罪を受けることになった。そして懲役2年の判決が下るも、これまでの19か月間の服役によって、既に刑期が済んだものと見なされたのだった。

釈放された翌日、ハンターさんは花束を持ってジャニスさんが眠る墓地に向かった。初めて妻の墓前を訪れるハンターさんは、辺りを見回してジャニスさんの墓を探していた。そして小さな白い十字架の形をした墓石にジャニスさんの名前を見つけると花束をそっと手向け、膝をついて頭を垂れた。

墓石には「ジャニス・レスリー・ハンターの墓。デイヴィッドの最愛の妻であり、娘のレスリーの最愛の母。おやすみ、愛しい人。」と刻まれていた。後日、メディアのインタビューに応じたハンターさんはこのように語っている。

「墓を目の前にして、彼女が本当にそこにいると感じるとともに心が痛みました。とても感情的になった反面、安堵の気持ちもあったんです。まだこれからが大変だと思いますが、全てが終わって彼女は安らかに眠れるような気がします。」

「彼女がこの墓地を選んだのは、がんだと知った何年も前のことなんです。彼女は地元に溶け込みたかったのでしょう。これが彼女のやり方だったと思っています。今はこの場所が私の家で、私のお墓はここにあります。」

ちなみにハンターさんは釈放される前、「もし自由の身になれたら、ジャニスのそばにいるためイギリスには帰らずにキプロスに残りたい」とも語っていた。

画像は『The Mirror 2023年8月1日付「Emotional moment David Hunter finally visits wife’s grave after she begged him to end her life」(Image: Humphrey Nemar)、2023年7月27日付「Brit who killed dying wife jokes ‘I’ll look better after a few burgers’ as he awaits sentencing」(Image: Albanpix.com)(Image: Humphrey Nemar)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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