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【海外発!Breaking News】飛行機に積まれたクマがクレートから脱走、貨物室を自由に歩き回り大騒ぎに(アラブ首長国連邦)<動画あり>

TechinsightJapan / 2023年8月9日 13時20分

【海外発!Breaking News】飛行機に積まれたクマがクレートから脱走、貨物室を自由に歩き回り大騒ぎに(アラブ首長国連邦)<動画あり>

中東では、ライオンやクマなどの野生動物をペットとして飼うことが富裕層の間で人気となっている。このほどドバイ国際空港で、飛行機の貨物室に積まれていたクマが木枠のクレートから抜け出してしまい、離陸に遅れが生じた。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えている。

アラブ首長国連邦を構成する国のひとつであるドバイで現地時間4日、ドバイ国際空港からイラクの首都バグダッドに向かうイラク航空の旅客機に3時間半ほどの遅れが生じた。原因は、子供のクマが木枠のクレートから脱走して貨物室の中を歩き回っていたからだった。

当時の様子を捉えた動画には、空港職員と思われる人物が、旅客機の貨物室のドアを開けて中でうろつくクマの頭を撫でる様子が捉えられていた。米ニュースメディア『New York Post』が伝えたところによると、イラク航空から「クマは派遣された野生動物の専門家によって鎮静状態に置かれたのち、搬出された」と声明があったという。

また、イラク航空によると「クマはバグダットからドバイに輸送された」とのことだが、機内の様子を捉えた動画では、バグダット行きの便でクマが脱走したために一時降機を求められたと乗客らが話している様子が映っていた。

今回の件で、匿名を条件に『AP通信』のインタビューに応じたイラク航空の関係者は、「クマは実際にはドバイからバグダットに輸送された」と明かしている。そして現地時間6日になって、イラク航空はクマがドバイに輸送されたことを正式に認めたと、英ニュースメディア『Metro』が伝えた。

さらにイラク航空は「クマの脱走は我々の責任ではなく、当社の管理範囲外で起こった」と主張し、「クマの輸送手続きに関して国際航空運送協会の基準に則った手順で行われた」と述べている。中東の一部の国では野生動物を飼うことが富の象徴とみなされ、富裕層の間で人気となっていることもあり、今回脱走したクマはペットとして輸送されたのではないかと見られている。

ちなみに昨年1月には、クウェートで撮影された暴れるライオンを平然と抱きかかえて夜道を歩く女性の動画が注目を集めた。ペットとして飼われている子供のライオンだったようだが、クウェートでは肉食動物を含む野生動物の輸入と所持を禁止しているという。



画像は『New York Post 2023年8月7日付「Bear being transported on Iraqi Airways flight escapes crate before takeoff」(Twitter)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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