【海外発!Breaking News】1つ40キロ、2万5000個のチーズが崩落 下敷きになった男性が死亡(伊)
TechinsightJapan / 2023年8月12日 10時55分
今月6日、チーズ保管庫で作業中だった74歳の男性が、落下してきたチーズの下敷きになる事故が発生した。保管庫には1つ40キロほどのチーズ約2万5000個が並んでいたと言い、棚が壊れたのをきっかけに大量のチーズが崩れ落ちた。救出作業には約12時間を要し、のちに男性の死亡が確認されたという。イギリスの公共放送『BBC』などが伝えている。
事故は今月6日午後9時頃、伊ロンバルディア州ベルガモ市にあるチーズ保管庫で発生した。当時、グラナ・パダーノという種類のチーズ生産者であるジャコモ・キアッパリーニさん(Giacomo Chiapparini、74)は、専用機器を用いて熟成段階のチーズを自動洗浄している最中だった。
この保管庫には約2万5000個の円形のチーズが、高さ10メートルもある棚にずらりと並べて保管されていた。しかし、ジャコモさんが作業中に棚の一部が壊れてしまい、これをきっかけに次々と大量のチーズが落下した。ジャコモさんは急な出来事に逃げることができず、1つ約40キロもある、大量の円形チーズの下敷きとなってしまった。
チーズの崩落音を聞いた近隣住民は、「まるで落雷のような音だった」と凄まじい音だったことを話している。通報を受け、ジャコモさんを救出するために駆けつけた地元の消防隊員ダニエーレ・レットーさん(Daniele Retto)は、「現場に到着した時、保管庫はチーズの山でいっぱいになっていました」と当時を振り返った。
大量に積み重なったチーズの下からジャコモさんを救出するためには、地震の際にがれきの除去などを行う専門部隊に応援を求めなければならないほどだったという。1つ40キロもあるチーズを少しずつ移動させなければならなかったため、作業には約12時間も費やされた。救助犬の力を借りながら夜通しで懸命な救出作業が行われたが、翌朝になってジャコモさんの遺体が発見された。
ジャコモさんの友人で近隣に住むボルトロ・ギスロッティさん(Bortolo Ghislotti)は、「彼は当時、息子のティツィアーノ(Tiziano、50)と一緒にチーズを自動洗浄する機械の手入れを行っていました。機械は円形チーズを回転させて洗浄するので、チーズが少しでもずれるとすぐに警告音を出すのです。よくあることなので、2人は一緒に確認して調整を終えると、息子だけ保管庫の外に出ました。その後、ジャコモさんが機械を再始動させてしばらくすると、大量のチーズが落下し始めたのです」と事故直前の様子を語った。
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