【海外発！Breaking News】庭で草刈りをしていた女性、ヘビと鷹に同時に襲われて大怪我（米）＜動画あり＞

普段の生活の中で野生動物に襲われることは稀だが、アメリカのある女性は空から落ちてきたヘビと急降下してきた鷹の両方から同時に襲われ、腕に大怪我をした。どうやら鷹が捕食しようとしたヘビを上空から落としてしまったようだ。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えている。

米テキサス州ハーディン郡シルスビー在住のペギー・ジョーンズさん（Peggy Jones、64）が現地時間7月25日の午後8時頃、自宅の庭で乗用芝刈り機に乗って草刈りをしていたところ、ヘビと鷹に同時に襲われた。

ペギーさんは当時、夫のウェンデルさん（Wendell、66）と一緒に草刈りをしていたが突然、空からヘビが落ちて右腕に巻きついたそうだ。ペギーさんは慌ててヘビを振りほどこうと腕を一生懸命振ったが、ヘビはさらに強く巻きつき、さらに彼女の顔を攻撃しようとして2、3回ほどメガネにぶつかってきた。

すると今度は、空から急降下してきた鷹がペギーさんの腕に巻きついたヘビめがけて襲いかかり、彼女の腕は鷹の爪に引き裂かれた。ペギーさんは「鷹が急降下してきて私の腕を何度も引っ掻いたんです。私はただ『神様！　助けて！』って叫んでいました」と当時を振り返る。

鷹はヘビを捕らえるために少なくとも4回ほどペギーさんの腕に掴みかかり、彼女の腕は流血して真っ赤に染まってしまった。最終的に、鷹はヘビをペギーさんの腕から引き剥がし、上空に飛んでいったそうだ。その途中でペギーさんの叫び声を聞いたウェンデルさんは、急いで乗用芝刈り機で駆けつけ、血まみれの妻を病院に連れていった。

ペギーさんは病院で、ヘビに締めつけられたことによる打撲傷と鷹の爪による切り傷の治療を受けた。幸いだったのは、ヘビに噛まれた形跡がなかったことだが、彼女のメガネのレンズは壊れ、ヘビの毒のようなものが付着していた。また万が一のことを考えて、ヘビに噛まれていないか経過観察が必要だったという。



今回の事故は、鷹が捕食しようとしたヘビを上空で落としてしまい、それが偶然にもペギーさんの腕に落ちたために起こってしまったようだ。実はペギーさん、数年前にも毒ヘビに噛まれて九死に一生を得ていた。

ペギーさんは、周囲の人から「鷹とヘビに同時に襲われるなんて、世の中で最も不運な人」と言われるそうだが、「でも、そんな状況を生き延びることができたから、この世で最も幸運な人間だと思うんですよね」と語っている。当初、極度のトラウマにより夜もあまり眠れなかったペギーさんだったが、今では再び乗用芝刈り機に乗って草刈りをしているそうだ。