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【海外発!Breaking News】波打ち際に取り残された羊 ロッククライミング経験者の男性が肩に担いで救出(英)

TechinsightJapan / 2023年8月14日 10時55分

【海外発!Breaking News】波打ち際に取り残された羊 ロッククライミング経験者の男性が肩に担いで救出(英)

今月7日、海岸沿いを散歩していたイギリス在住の夫婦が、波の打ち寄せる岩の上に立ち往生する1頭の羊を発見した。潮が満ちて逃げ場を失った羊の様子を見た男性は、尖った岩が並ぶ中を慎重に歩き、羊を肩に担いで救出した。危険を冒しながらも羊を救った男性の行動には、「簡単にできることではない」といった絶賛の声が寄せられている。英ニュースメディア『Metro』などが伝えた。

英ウスターシャー州パーショア在住のクリス・オックスレイド=アーノットさん(Chris Oxlade-Arnott、51)と妻のジリー・オックスレイド=アーノットさん(Jilly Oxlade-Arnott、55)は、デヴォン州ウーラクームの海岸沿いを散歩していた。ジリーさんはカメラを片手に海沿いの美しい風景を写真に収めていたが、撮影した写真の中に白い影を発見した。

ジリーさんが撮影した写真には、波の打ち寄せる岩場が写っており、中央に小さな白い物体が確認できる。その部分を拡大すると、そこには1頭の羊の姿が写っていた。2人はキャンプのためにキャンピングカーでこのエリアに来ていて、周回するように海岸沿いを歩いていたと言い、道中にたくさんの羊がいるのを目にしていた。しかし今回見つけた羊はエサを探していたのか、危険な場所まで足を踏み入れてしまったようだ。



ジリーさんは、「羊はまるで『助けて』と言っているかのように、私たちの方を見つめていました。動けなくなってからしばらくの間、その場にいたようでした。ずぶ濡れになって震えていて、波しぶきから逃れようとしていましたね。このまま立ち去ってしまったら羊の命はないと思ったので、そのままにすることはできなかったのです。もし羊が死んでしまったらと考えると、生きてはいけないと思いました」と当時を振り返った。

次第に潮が満ち、羊のいる岩場は徐々に波に呑まれ始めた。行き場を失った羊を見て、応援を呼ぶのは間に合わないと判断したクリスさんは、自らの足で羊のいる場所に向かい、救助することにした。ジリーさんはその場に残り、岩場の方へ下りていったクリスさんに上から正確な羊の場所を伝えるという連携プレーで救助は進んだ。当時の様子を捉えた写真には、先端が鋭く尖り、非常に足場の悪い岩の表面を慎重に歩くクリスさんの姿があった。

クリスさんは、「昔、ロッククライミングをやっていて自信があったので、自分で救助を試みるのが最善だと思いました」と話しており、万が一のことが起きた場合には、ジリーさんが助けを呼べるように備えていたという。

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