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【海外発!Breaking News】事故か、それとも殺人か オーストラリア中に衝撃が走る「毒キノコ昼食会事件」

TechinsightJapan / 2023年8月15日 21時56分

夫サイモン・パターソンさん(Simon Patterson)の両親であるドンさんとゲイルさん夫婦について、エリンさんはサイモンさんと別居するようになっても良好な関係だったと述べ、義理の両親に危害を加える動機などないとテレビ局のインタビューで話している。

警察は5日、エリンさんの自宅へ家宅捜索に入り、多くの物品を押収した。さらにエリンさんを尋問のために連行したが、彼女はその夜遅くに起訴されずに釈放されている。7日には、ビクトリア州警察殺人課のディーン・トーマス警部補(Dean Thomas)が記者会見を行った。当局は、エリンさんが料理を作った本人であるため、容疑者として扱われていることを認めた。しかし捜査はまだ初期段階にあり、3人の死亡に不審な点があるかどうかは、まだ判断されていないということだった。

「これはとても複雑な捜査です。無実の可能性も十分にあるので、先入観を捨てて当たらなければなりません」と、トーマス警部補は付け加えた。



ところが警察の記者会見の翌日、新たな事実が明るみに出て、全豪に衝撃が走った。

サイモンさんが、昨年6月29日に「謎の胃腸の病気で死にかけた」とFacebookに投稿していたことを豪タブロイド紙『Herald Sun』がすっぱ抜いたのだ。なお現在、この投稿は削除されている。幸いにもサイモンさんの「深刻な腸の問題」は治ったようだが、病気の原因は不明のままである。



さらにエリンさんが企画した昼食会は、サイモンさんとの破綻した結婚生活を修復する試みだったようで、当初はサイモンさんも招待されていたという。しかし彼は前日、急に辞退したことを、サイモンさんの友人の話としてマスコミが一斉に報じた。

平和でのどかな酪農地帯で起きたこの奇妙な事件には、地元住民からの人望が厚かった元教師の義父母と牧師夫婦、実母からの遺産としていくつかの不動産を所有する妻と、前年に原因不明の胃腸の病気で死にかけている別居中の夫というミステリー小説のような背景がある。そのためオーストラリアの多くの人が捜査の行方に注目している。

画像は『news.com.au 2023年8月9日付「Ex-husband of mushroom chef Erin Patterson ‘almost died’ from sudden gut illness, was invited to doomed lunch」(Picture: Jason Edwards)』『Sky News 2023年8月10日付「Ex-husband of woman accused of killing three people with toxic mushrooms claims she tried to poison him」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 秋本神奈)

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