【海外発!Breaking News】生後間もない男児を亡くした夫婦のために、助産師学生が代理母として出産(英)
TechinsightJapan / 2023年9月7日 20時55分
糖尿病を抱えながら男児2人を出産した女性は、妊娠中に「子癇前症(妊娠中の高血圧腎症)」を発症したため二度の早産を余儀なくされた。医師から「次の妊娠も非常にリスクが高く、自らの命を危険にさらすことになる」と告げられたが、再び子供を授かることを望む夫婦にとって唯一の希望は代理母を見つけることだった。イギリスの公共放送『BBC』などが伝えている。
スコットランドのレンフルーシャーにある町アースキンで暮らすエイミー・ゲデスさん(Ami Geddes)と夫のスチュアートさん(Stuart)は先月、代理母出産により長女コニーちゃん(Connie)を迎えた。
幼い頃から1型糖尿病を患い、妊娠にはリスクが伴うと告げられていたエイミーさんは、長男カムディンくん(Camdyn、4)を妊娠中に子癇前症を発症し、妊娠29週で早産した。子癇前症とは、かつて妊娠中毒症と呼ばれていた「妊娠高血圧症候群」のうち高血圧やタンパク尿が認められる状態で、母体や胎児の命を脅かすけいれん(子癇)のリスクが高いという。
次男のクラークくん(Clark)を妊娠中にも、再び同じ病を発症したエイミーさんは2021年1月、予定日よりも4か月ほど早い妊娠24週での出産を余儀なくされたという。
残念なことにクラークくんは誕生後まもなく亡くなってしまったそうで、スチュアートさんは当時の状況についてこう振り返った。
「長男を妊娠した時と同様に子癇前症を発症したエイミーは血圧が急上昇してしまい、彼女の命を救うために予定日より早く次男を出産することになりました。息子の肺は十分に発達していませんでしたが、毎日命がけで闘っていました。そんな姿を見て、私たちはスーパーマンのクラーク・ケント(Clark Kent)にちなんで彼にクラーク(Clark)と名付けました。でも残念なことに、生後12日で生命維持装置を止めることになったのです。」
一方のエイミーさんは、「クラークを亡くしたことは私たち夫婦にとって本当に悲しいことでした。このような結果について、医師からは受精卵に問題があるのではなく、私の身体が妊娠に反応してしまうためだと告げられました。そして次の妊娠も非常にリスクが高く、自らの命を危険にさらすことになると聞かされた時はとても辛かったです」とその心境を吐露した。
それでも子供を授かることを望んだ夫妻にとって、唯一の希望は代理母を見つけることだった。
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