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【海外発!Breaking News】人身売買? 配車アプリ運転手の不審な行動に旅行者が逃げ出すも、のちに誤解と判明(タイ)

TechinsightJapan / 2023年10月2日 16時57分

【海外発!Breaking News】人身売買? 配車アプリ運転手の不審な行動に旅行者が逃げ出すも、のちに誤解と判明(タイ)

アメリカ合衆国国務省が今年6月に発表した人身売買における年次報告書では、タイが2年連続で特別調査の対象となる「Tier2」に格付けされた。そのタイを今年9月に旅行した男女5人が、配車アプリで依頼した運転手の不審な行動に気づき、「人身売買されるのでは」と感じて車から慌てて逃げ出したという。しかしその後、警察の捜査で意外な真実が明らかになった。マレーシアのニュースメディア『WORLD OF BUZZ』などが伝えている。

マレーシア在住のアンドリュー・トンさん(Andrew Tong)が9月5日、Facebookにタイを旅行した際のハプニングを投稿したところ、多くの関心を集めた。投稿には、タイのバンコクで「危うく売られそうになった」と綴られていた。

アンドリューさんは、自分を含めた男性2人と女性3人の5人でタイを訪れた。そして旅行最終日の9月4日、配車サービスアプリ「inDrive」で5人一緒に乗れるように「いすゞ自動車」のピックアップ・トラック「D-MAX」を依頼し、マレーシアに帰国するためドンムアン国際空港に向かうことにした。

ピックアップ・トラックは午後7時にアンドリューさんたちを迎えるためホテルに到着したが、この時、アンドリューさんは運転手がスーツケースを荷台に積むのを手伝わなかったことに少し違和感があったという。そして車に乗り込んだ5人は、窓ガラスに外から車内が見えないほど黒いスモークフィルムが貼られていることに気づいた。

出発した直後、運転手の男性は誰かに電話をかけ始めると、5人に「どこから来たのか?」と尋ねた。アンドリューさんはあまり深く考えずに「マレーシアからです」と答えたそうだ。その後も運転手はタイ語で電話の相手と会話を続けていたが、幸いにもアンドリューさんはタイ語が理解できるため、その会話を注意深く聞いていた。

すると運転手が「今、男性2人と女性3人のマレーシアからの旅行者が乗っている」と5人について電話で報告していることが分かった。さらにアンドリューさんたちはナビゲーションアプリの「Waze」で空港までは30分で到着することを確認していたが、運転手のGPSシステムには到着までの時間が50分と表示されており、5人は「別の場所に連れていかれるのでは?」と思い始めた。

タイでは人身売買が横行していることもあり、身の危険を感じた5人はバンコク市内の繁華街に差しかかった際、運転手に「トイレに行きたいから車を停めて欲しい」と頼んだ。しかし、運転手から「この付近には車を停める場所がない」と断られてしまったという。運転手は「この先のガソリンスタンドなら大丈夫」と伝えたが、アンドリューさんはこの付近にガソリンスタンドがないことに気づいた。

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